犬童美乃梨・橋本梨菜・青山ひかるら人気グラビアアイドルで結成されたユニット・sherbetが、2年ぶりのワンマンライブ『sherbet PARADISE SUMMER』を渋谷・clubasiaで開催した。“なにわのブラックダイヤモンド”の異名をとる橋本梨菜は、大阪時代の15歳から10年立っているライブステージへの想いを語った。

　犬童、橋本、青山に有村瞳、佐藤望美、宮瀬なこ（星優姫は休養中）を加えた6人で行う、sherbet2年ぶりとなるワンマンライブ。「オリジナル曲はほぼ全部やります」と宣言し、シングル収録曲をはじめ、チアガール風の新衣装で新曲の「I Aishiteru」を披露するなど、大盤振る舞い。カッコいい系、セクシー系からキュート系まで、その表現力をいかんなく発揮して楽しませた。

　sherbetのライブの見どころの一つは、“巨乳グラドルがここまで踊るのか！？”と驚かされる、ハイスピードでダイナミックなダンスパフォーマンス。これは、同じ事務所に所属し、良き相棒としてsherbetの結成に関わった橋本、犬童の経歴に由来する。橋本は大阪で、犬童は名古屋で、それぞれアイドルグループのメンバーとして活動した後に上京してグラビア活動を開始。今もダンスを愛する2人が中心メンバーとして、sherbetのパフォーマンスを形作っているのだ。

　ライブ終盤のMCで、橋本はステージに懸ける想いを語る。「sherbetを初めて3年が経ったんですけど、私はその前に大阪でアイドルをやっていまして、15歳のときに初めてライブに出てから気づけば10年、ステージに立っています。アイドルをしていたときは、学校の文化祭や部活とかにも全く行けないし、土日は友達と全く遊べなくて。友達よりも学生生活の思い出は少ないかなって思ってたんですけど。最初は興味もなかったアイドルが私の青春で、今では自分の身体の一部といいますか、このまま年を取って、いつかステージから降りることを考えると怖いぐらいステージが好きで、ライブが好きなんです」。

　そして「sherbetを組んだ当初は、“自分が楽しければ”と自分のことばかり考えていたんですが、振り付けや、衣装や構成など、いろんなことに自分も携わらせていただくようになってから、自分のことや、メンバーのことだけじゃなくて、観に来てくれるファンの方のことを考えるようになりました。皆さんのことを毎日頭に浮かべると、今日のワンマンのためにたくさん夜更かしもしたし、みんなでいっぱい練習もしたけど、ぜんぜん辛くなくて、ホントにこの1ヵ月むちゃくちゃ楽しかったです！　ワンマン当日の今日だけが夏の想い出じゃなくて、この1ヵ月が夏の想い出だなって思います」とこのワンマンに懸けた想いを明かし、「これから先、もっともっと大きいステージにどんどん進んで行くなかで、どんだけおっきいステージに立っても、最前列は、このままこのクルーがいいなって思います。どんだけ売れても…絶対に売れるけど（笑）、ずっと最前にいてください」と宣言した。

　最後に「ここまで、あおみん（青山）とみのりん（犬童）と一緒に3年間頑張ってきて良かったって思うし。ひとちゃん（有村）も同期が辞めていくなかで、続けてくれて本当にありがとう。新メンバー（佐藤・宮瀬）も、この半年すごいプレッシャーもあったと思うし、めちゃくちゃ怖かったと思うの（会場笑）。めっちゃ怖かったと思うんだけど、ついて来てくれてありがとう。そして、今日こうして応援してくれるクルーの皆さん。本当にありがとう」とメンバー、ファンに感謝した。

　「日本一黒いグラビアアイドル」としてグラビア界を席巻し成功を収めている橋本だが、決してライブアイドル活動は片手間ではない。グラビアで彼女に注目している人も、橋本のライブに懸ける想いと熱いダンスパフォーマンスを生で感じられる、sherbetのイベントに足を運んでみてほしい。