犬童美乃梨・橋本梨菜・青山ひかるら人気グラビアアイドルで結成されたユニット・sherbetの2年ぶりのワンマンライブ『sherbet PARADISE SUMMER』が渋谷・clubasiaで開催された。

　犬童、橋本、青山に有村瞳、佐藤望美、宮瀬なこ（星優姫は休養中）を加えた6人で行う2年ぶりとなるワンマンライブ。「オリジナル曲はほぼ全部やります」と宣言し、「シャーベット」「ユメミライ」「南十字星」「Ocean Blue」と一気にパフォーマンスする。

　犬童、橋本ともにライブアイドル経験がありダンスが得意なメンバーが率いるsherbetは、“グラドルがここまで踊るのか！？”と驚くほどのハイスピードかつダイナミックなダンスを見せつけ、生歌を聴かせる。激しく踊るほどに、全員の豊かな胸が衣装から今にも飛び出しそうに悲鳴をあげる。

　このワンマンライブに向けて、「修行」というほど多くのライブに出演してきたメンバー。遠征も積極的に行い、前日には「2018 神宮外苑花火大会」のステージにも立った。さらにメンバー自身でワンマンまでのカウントダウン動画も作成し盛り上げてきた。それぞれがソロでグラビア活動を行っているが、このユニットにかける想いもどんどん強くなっている。

　ライブも中盤、チアガール風の新衣装に着替えたメンバーは新曲の「I Aishiteru」を披露。こちらは明るくキュートなナンバー。カッコいい系からセクシー系、可愛い系までの表現力を備えているのもグラドルの彼女たちらしい。

　ラスト2曲になったところのMCでは、メンバーがグループへの想いを語る。新メンバーの佐藤は「プレッシャーを感じながら進んできましたが、神宮花火大会も、関ケ原も、入って半年ぐらいじゃ出られないような大きな会場でやらせていただいて、クルー（ファン）のみんなにも受け入れていただいて、先日も『ミスヤングチャンピオン』のグランプリをみんなのお陰で獲らせていただいて。初ワンマンライブをメンバー、ファンの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に迎えられて本当に嬉しいです」と感謝。

　青山は「入った当初は“レアキャラ”って言われるほど、いろんな仕事をこなしつつで片手間で、フォーメーションやパートもそのために変わってすごく迷惑かけて…。事務所を移籍してからsherbetに力を入れられるようになって。出会いや別れがあって、本当にいろんなことがあったんですよ、この3年…」と語ると、普段は決して見せない涙を思わずこぼす。そして「いつも応援してくれる方々がいたからこそステージに立つことが出来るし、輝けるし。今のsherbetはすごくまとまりが良くて、みんなで目標をもってやれていて、入っていて良かったなって思います」と前を向いた。

　橋本は「始めは“自分が楽しければいいや”って考えていたんですけど、振り付けや、衣装や構成などいろんなことに自分も携わらせていただくようになってからは、自分のことやメンバーのことだけじゃなくて、観に来てくれるファンの方のことを毎日頭に浮かべていて。今日のワンマンのためにたくさん夜更かしもしたし、みんなでいっぱい練習もしたけど、ぜんぜん辛くなくて、ホントにこの1ヵ月むちゃくちゃ楽しかったです。ワンマン当日の今日だけが夏の想い出じゃなくて、この1ヵ月が夏の想い出だなって思います」と涙ぐみながら語った。

　最後にリーダーの犬童は涙で声を詰まらせながら「事務所もバラバラで、メンバーが揃わなかったり、メンバーが急に辞めたり、増えたり。残ったメンバーはいつも悔しい、つらい、精神的に来るものがあった」と吐露。しかし「今日のワンマンまでに、すべての映像や何もかもメンバーみんなでやってきて、だからこそ、成功させたいという気持ちも大きくて。こうやってたくさんの方に集まっていただいてすごく嬉しいです」と感謝し、「踊ることが好きだけど、ただ踊ってるんじゃなくて、みんなとこうやっているから楽しいんだってわかって。ファンの皆さんのことを今までも大切に想っていましたが、もっともっと皆さんを大切にして、家族みたいな感じで応援していただけたらなって、思います」とメッセージを贈った。

　「大事なライブで歌わせていただいている」（犬童）というバラード「Painful love」を聴かせ、ライブでファンが最も盛り上がる「恋人岬」をラストナンバーに本編を締めた。アンコールとダブルアンコールでは再び衣装を着替えて登場。「これからもっともっといい景色を見せていけるように進んで行きます」と、メンバー全員が笑顔で結成3年、2年ぶりのワンマンライブを終えた。