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2018/03/12 07:01
マッチョ美女柔道家・渡辺華奈、総合格闘技デビューから3連勝逃す 1-0ドローに敗者の表情
柔道家からMMA(総合格闘技)に転向した渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW)が10日、新宿FACEで行われた女子総合格闘技団体・DEEP JEWELSの『DEEP JEWELS 19』大会に出場。奈部ゆかり(パラエストラ柏)と対戦し、ジャッジ1名が渡辺を支持する判定1‐0のドローで、デビューからの3連勝を逃した。
渡辺は柔道でトップクラスの成績を残したのち、MMAに転向、昨年12月のプロデビュー戦で勝利を挙げると、期間を置かずに年末のRIZINに出場し中量級のエース・杉山しずかも破る快挙。連続参戦となる3戦目の相手は、柔道で実績のある奈部が選ばれた。
試合序盤から、渡辺の豪快な右ストレートがヒットする度に大きな歓声が起きる。しかし、渡辺得意の投げも奈部は重い腰でしのぐ。ラウンド終盤にも渡辺は投げに行くが、奈部にトップポジションを奪われる。渡辺はパウンドをディフェンスしながら下からの三角締めを伺う。
2Rは序盤から、渡辺が投げからの流れでバックを獲ることに成功。脚でがっちりと胴をフックしチョークスリーパーを狙う渡辺だが、奈部のディフェンスが固く、腕をこじ入れることができない。渡辺を背負った状態で立ち上がった奈部は、渡辺を前方に落とすべくマットに叩きつける。それでもくらいついて離さない渡辺が、終了間際に背後から打撃を加えるも、そのままゴング。
判定は20-18で1名が渡辺を支持するも、2名は19-19、19-19の採点で、2-0のドローに終わり、渡辺はデビューからの3連勝を飾ることはできなかった。投げも防がれ、寝技でも攻めきれずに消化不良の結果となった渡辺は、まるで敗者のような表情を見せた。しかし、柔道家出身ながら右ストレートのボリュームは会場を沸かせるに十分で、そのたたずまいもプロ向きであることは間違いない。MMAへのアジャストが完成すれば、そのままスター街道を驀進するはずだ。