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2017/04/23 22:34
日比ハーフの21歳・高橋紀子さん「シブピカオーディション」グランプリ 滋賀のエアコン工場から渋谷でモデルデビューの夢を掴む
渋谷発の次世代スターを発掘するイベント『シブピカオーディション』が23日、東京・渋谷ヒカリエで開催された。グランプリに輝いたのは、日本とフィリピンのハーフで滋賀県在住の21歳・高橋紀子(たかはし・のりこ)さん。地元のエアコン工場で16歳から働いていたという高橋さんが、モデルデビューという人生の転機を掴んだ。
最終審査のランウェイを歩く高橋さんは、クールビューティーそのもの。トークでは「日本語分かりませんので、すいませんでした」と会場を驚かせる。タガログ語、英語、日本語を話せるが、審査員の質問に「意味が分かりません」と答え、MCに「スタイルキープの秘訣」を聞かれても「何もしていません」と、謎めいた魅力は深まるばかり。
難航したという審査の結果、グランプリに輝いた高橋さんはここで緊張から解き放たれたのか笑顔を見せ、受賞を「お母さんに伝えたい」と喜んだ。グランプリの特典として、若槻千夏や菜々緒、トリンドル玲奈らが所属するプラチナムプロダクションへの所属権が与えられた高橋さんは、早速事務所の先輩となる中村アンと初囲み取材に臨んだ。
優勝の喜びを聞かれ「めっちゃうれしいです! いっぱい言いたいことあるけど日本語、難しいから…」と、嬉しい気持ちが表現できないのがもどかしい様子。今後の目標については「洋服が好きだから、ファッションモデルになりたい! ヴィクトリアズ・シークレットのモデルが好きですし、日本のモデルでは水原希子さんが好き」と意気込んだ。
父が日本人で母親がフィリピン人。フィリピンで生まれ、中学3年で来日。滋賀在住で16歳から最近まで、パナソニックの工場でエアコン組み立ての仕事をしていたという。関西在住らしく「なんやろ…」「意味分からへん」など、ちょくちょく関西弁が混じるのもキュートだが、中村は「ホントに日本語しゃべれないの?(笑) 彼女は謎が多いですね」と笑わせた。
先輩からアドバイスを、と振られると、中村は「寝坊をしないこと! 私、朝全然起きなくて、マネージャーさんが家に入ってきて起こされたことが1、2回ありました(苦笑)。信用がなくなると仕事に響くので、社会人として責任を持って仕事をすることが大事」と自分に言い聞かせるように語った。
同フェスは渋谷ヒカリエの5周年記念のイベント『シブピカ博2017』のスペシャルイベントとして開催。オーディションに優勝した高橋さんには、5月3日に開催される『GirlsAward 2017 SPRING/SUMMER』への出演権なども与えられた。
■高橋紀子さんプロフィール
1996年2月10日生まれ。滋賀県在住。身長165cm、B75W59H81
■シブピカフェス各賞受賞者
グランプリ 高橋紀子さん
特別に輝いている女の子に贈られる賞 河内愛希さん
Exvision賞 藤咲えりなさん、藤橋希織さん、加藤里沙さん
モデルプレス賞 平田梨奈さん
渋谷区観光協会賞 渡邊光沙子さん
GO賞 山田夏生さん
Ray賞 加藤里沙さん
SPA!賞 山田夏生さん
楽天賞 渡邊光沙子さん