人気アイドルグループ・AKB48グループの新成人が9日、東京・神田明神で成人式を行った。HKT48兒玉遥によって“花咲世代”と命名された今年の新成人。そのなかで、最前列のセンター・松井珠理奈から右に2人目という好位置に立ったのは、AKB48チームKの茂木忍。シングル非選抜メンバーながら、ファンやメンバーの支持で浮上してきた人材。2017年、花を咲かせることができるか。

　茂木は2011年のAKB48研究生オーディションに合格した13期生。2016年2月にはAKB ShortShrots project『9つの窓』の短編で主演。7月には舞台『マジすか学園』〜Lost In The SuperMarket〜（赤坂ACTシアター）に出演。著名人特別公演の春風亭小朝「イヴはアダムの肋骨」公演、田中将大「僕がここにいる理由」公演に選抜され、第8回選抜総選挙では47位。加藤玲奈が選ぶ『れなっち総選挙』でも9位に選ばれている。

　グラビア映えするスタイルと、メンバーも絶賛する男装を併せ持ち、ファンやメンバーの支持は厚いものの、メディアでの扱いはまだまだ小さい。今回の成人式でも「メディア受けをすることを言おうと考えたんですけど、イマイチ思い浮かばなかったので、今年二十歳の一年は、皆さんに受けるような、見出しになるような言葉を言える人間になれたらなと思います」と自戒を込めるように宣言していた。

　16日には、13期生のみで行なう単独公演「AKB48 13期生公演in TDC 〜今やるしかねぇんだよ！〜」がTOKYO DOME CITY HALLで行なわれる。20歳という一つの区切りを迎える年に、花を咲かせてほしいメンバーの一人だ。