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2016/08/01 12:31
葵わかな、NHKスーパーハイビジョン試験放送開始のボタン押す「気持ち込めた」
女優・葵わかなが1日、NHKスーパーハイビジョン試験放送開始記念式典にゲスト出演し、式の進行と、試験放送のカウントダウンを務めた。試験放送開始ボタンを押した葵は「このボタンから始まるんだと思って、気持ちを込めて押させてもらいました」と大役について語った。
今秋NHK BSプレミアムで放送される広島発地域ドラマ『舞え!KAGURA姫』(11月30日放送)に主演する葵わかな。NHKのミニ番組『スーパーハイビジョンの世界』ではナビゲーターを務め、ひと足早く4K、8Kの超高精細映像の魅力に触れ、「空から撮影した映像を観たとき、私が立っているところから先は窓ガラスで、そこから実際に街を見下ろしているような感じがしました。車も人も隅々まで見えて、実物と間違うぐらい。でも高いところは好きなので(大丈夫)(笑)」と、その表現力に驚いたという。
スーパーハイビジョンの研究開始は1995年。現在18歳の高校3年生である葵が生まれる前に発想された技術が、ついに実用化に向けて試験放送を開始する。その記念すべき開始ボタンを押すのは、総務大臣政務官・輿水恵一氏、放送サービス高度化推進協会理事長・福田俊男氏、そして日本放送協会会長・籾井勝人氏というそうそうたるメンバー。そこへMCの「あおいさんにもボタンを押してもらいたいと思うのですが、いかがですが?」という言葉と拍手に促されて、葵も加わりボタンに手を掛ける。
ディーン・フジオカの映像によるカウントダウンがゼロになり、ボタンを押した瞬間、盛大にCO2が噴射され、ちょっと驚いた表情のあと、笑顔を見せた葵。大役を果たした感想について「このボタンから始まるんだと思って、気持ちを込めて押させてもらいました」と語った。
スーパーハイビジョンの試験放送は、全国のNHK放送局で見られるほか、各地で『リオデジャネイロ・オリンピック』のパブリックビューイングも行なわれる。葵は「ぜひ見に行きたいです。オリンピックの開会式は鮮やかだと思うので楽しみ。個人的には体操や競泳に注目していて、競泳は水しぶきの一つひとつまで映るんじゃないかなって思います」と期待を込めて語った。
本日初の司会を務め「今日、お手伝いさせていただいて、テレビが日々進化していることを肌で感じました」と語った葵。スーパーハイビジョン実用化の世界では、彼女のような次世代の女優が活躍していくはずだ。