元アイドリング!!!25号・後藤郁が、舞台『ダンガンロンパ〜希望の楽園と絶望の高校生〜2016』の超高校級アイドル・舞園さやか役で芸能界に復帰することが、26日の制作発表会見で分かった。同グループを2014年に卒業して以来、長く芸能界から離れていた後藤だが、一般公募のオーディションに合格してこの役を獲得。「アイドルの端くれだった自分とリンクさせながら頑張りたい」と意気込みを語った。

　舞台『ダンガンロンパ〜希望の楽園と絶望の高校生〜2016』は、2014年に本郷奏多を主演に日本青年館で上演された大ヒット作の再演。シリーズ累計80万本を誇る大ヒット推理ゲームを原作とし、超高校級のエリートのみが入学できる私立希望ヶ峰学園を舞台に、突如学園内に閉じ込められた個性豊かなキャラクターたちによる、脱出をかけた“コロシアイ”と犯人解明の“学級裁判”が展開される。

　後藤郁は、2010年に行われた『アイドリング!!! 4期生ファイナルオーディショング!!!』最終審査に合格し、4月から同グループの4期生メンバー「アイドリング!!!25号」として活動。番組やライブで見せる「すべりキャラ」と地元・大分推しで多くのファンを獲得したていたが、2014年6月に開催された卒業ライブ『25号かおるんの新しい旅立ち　たくさんの想い出ごっちゃんですング!!!』においてグループを卒業。その後、アイドリング!!!のライブの客席で元気な姿を見せることはあったが、活動を再開することはなく、芸能界復帰が待ち望まれるメンバーの一人でもあった。

　同作に登場する「超高校級のアイドル」舞園さやか役は、昨年末から2月1日にかけて一般公募で募集されていた。先日行われたオーディションで役を勝ち獲った後藤は、「オーディション合格者」として司会に呼び込まれ、鮮やかな水色のドレスで登壇。久しぶりの公の場であるからか「舞園さやか役を仰せつかりました、後藤郁と申します」と少し硬めの挨拶から入った後藤。しかし「元々ゲームのファンだったので、この作品に参加できることを光栄に思っております」と笑顔を見せると、「舞園さやかが超高校級のアイドルということで、アイドルの端くれだった自分とリンクさせながら頑張りたいと思います」と役に向けての意気込みを語った。

　後藤郁の本格的な活動再開の場である同舞台の上演が待たれる。舞台『ダンガンロンパ〜希望の楽園と絶望の高校生〜2016』は6月16日〜26日の東京・Zeppブルーシアター六本木での公演を皮切りに、名古屋・大阪・神奈川の全4都市で上演を予定。この日の制作発表には、本郷奏多、岡本玲、南海キャンディーズ・山崎静代、神田沙也加、中村優一、七木奏音、松風雅也、チョコレートプラネット・長田庄平＆松尾駿、雨野宮将明、池端レイナ、宮下雄也、村田充、AKB48・石田晴香、AKB48・岩田華怜、SKE48・佐藤すみれ、THE HOOPERS・泉貴、森山千菜美、松田彩希、脚本・演出の田尾下哲が登壇した。