7人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が、ガールズロックバンド・Gacharic Spinとの“対バンライブ”を、9日、東京・渋谷CLUB QUATTROで開催した。アプガ・メンバーは、「本物の全力ってこういうとなんだ！」と圧倒されそうになりながらも、負けじと熱いステージを繰り広げた。

『アップアップガールズ(仮) 対バンROCKS(仮)〜東京決戦3days〜』は、注目のロックバンド3組と日替わりで“異業種コラボ・ライブ”を行うという企画。初日は、独特のパフォーマンス・スタイルで注目のGacharic Spinとの“対決”となった。

　オープニングアクトのBitter & Sweetのフレッシュなステージのあと、アップアップガールズ(仮)のメンバーがステージに登場。場内の熱気に、MCの関根 梓は「今にも噴火しそうな山のようです！」と独特の表現で感想を語ると、佐保明梨は「この企画が決まってから、すごく楽しみでワクワクしていました。この3日間でいろんなことを学びたいです」と意気込みを語った。

　そんな中、登場したGacharic Spinのメンバーたち。F チョッパーKOGAの「全力でぶっ飛ばしていきましょう！」の掛け声とともにスタートしたライブは、会場内の観客のハートを一気に鷲掴みにするような迫力あるサウンドと、自由なスタイルの演奏に合わせダンサー二人が舞い踊る、賑やかなパフォーマンスで、アプガ・ファンも大いに惹きつけていた。

　そしてアップアップガールズ(仮)がステージに登場し、二組のコラボステージ。Gacharic Spinの『WINNER』の演奏に乗せ、なんとアプガのメンバーが演奏中ひたすら全力で走り続けるというパフォーマンスを繰り広げた。

　かつてないくらいにバテバテになりながら、“後攻”アップアップガールズ(仮)のステージがスタート。Gacharic Spinのパフォーマンスを目の当たりにしたメンバーたちは、「ヤバイぞ、これ」（佐藤）と衝撃を受けていたた様子。「私たちは普段から全力パフォーマンスを謳っていますが、ガチャピン（Gacharic Spin）さんのライブを見て、本物の全力ってこういうとなんだと実感しました」（森 咲樹）と圧倒されそうになっていたが、「負けないくらい全力でいきたい！」と、ライブは幕を開けた。

『(仮)は返すぜ☆be your soul』を皮切りに、『アッパーカット！』『ジャンパー！』『チョッパー☆チョッパー』など、ライブで盛り上がる疾走感のある曲を中心に計8曲を披露。Gacharic Spinのステージに影響を受けたようで、いつも以上に全力パフォーマンスを見せたメンバーたちだった。

　ライブを終え、森は「ガチャピンさんに本物の全力を学んで臨んだライブ。みなさんも全力で会場が一つになれて最高でした！」と喜びを表した。新井愛瞳は「Gacharic Spinはバンドだけど、アイドルみたいにキラキラしていました。メンバーカラーもあったり、パフォーマーがいたり、普通のバンドじゃやらないことをやっている。アプガもアイドルという枠を壊して、どんどん上に登って行きたいです」と強く意気込んだ。

　そしてアンコールではアップアップガールズ(仮)の『全力！Pump Up!!』を、Gacharic Spinのダンサー二人とともに計9人でパフォーマンスした。対バンライブの経験はあるものの、アプガ側から声をかけて行うライブは今回が初めて。そのライブが盛り上がり、関根は「私たちにとって新たな一歩になりました」と喜びを表した。

Gacharic SpinのF チョッパーKOGAは「アイドルとバンド、ジャンルは違うけど、お客さんに楽しんでもらいたい気持ちは一緒。また一緒にライブやろうね！」と話し、二組は再競演を約束した。

『アップアップガールズ(仮) 対バンROCKS(仮)〜東京決戦3days〜』は11日まで開催。11日はHAWAIIAN6との対バンライブとなる。