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2014/01/14 20:32
演出家の言葉に宮澤佐江が涙!? 舞台『クザリアーナの翼』が上演スタート
岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット“地球ゴージャス”の第13作目となる最新作、舞台『クザリアーナの翼』が8日赤坂ACTシアターにて開幕。初日公開を前にゲネプロと公開前会見が行われた。
これまで12作品を作り上げ、毎回数々のゲストと様々なコラボレーションを実現してきた地球ゴージャスの20周年目の記念すべき作品『クザリアーナの翼』では、俳優のみならず、アーティストとしても確固たる存在感を発揮する中村雅俊を筆頭に豪華出演陣が集結。人気実力ともに評価の高い俳優・山本裕典やSNH48の宮澤佐江、女優として活躍する佐藤江梨子、元宝塚トップスターの湖月わたるが地球ゴージャス初参戦。2004年のVol.7『クラウディア』公演(2005年にはアンコール公演も)から再び参加となった、ジャニーズきっての演技派俳優・風間俊介にも注目が集まる。
本作は、4つの階級に縛られた架空の国「ジャメーリア」を舞台に、さまざまな愛のかたちを孕みながら、未来のために命をかけて信念を貫く人間たちを描く壮大なヒューマンストーリー。出演者でもあり、作・演出も手掛ける岸谷は「地球ゴージャスらしいエンタテイメント作品に仕上がりました。鬼気迫るアクションと優れた踊りの力、歌の力を結集しまして、全体で強いひとつの大きな塊となって『クザリアーナの翼』をお客さんにお届けできると思います」と力強いコメント。「ただ、ゲネプロまで駆け足だったので“どうなるかな〜”と今、頭の中がいっぱいでドキドキしてます」と緊張を吐露した。
岸谷長年の相棒・寺脇は「我々の使命はお客様に楽しんでいただいて、次の日の元気に少しでも力を貸せる作品を作ること。それにはいくら頑張って作品を作っても、お客様に観ていただかないと完成しません。劇場に来るのは映画よりもお高めですし、日にちも決めなきゃいけないし、自分で劇場まで足を運ばなくてはいけなくて大変なんですけど、ぜひ皆さんのお力でこの作品を完成させて、人間エネルギーを全国に渦巻いていきたいと思っております」と笑いを含めて岸谷をアシスト。
孤独な皇帝QUASER役として、豪華な衣装で登場した中村は「非常に手ごたえを感じております。初日後もさらに進化していく舞台。何ヵ月後かにまた観ると全然違うものに映るんじゃないかと、それくらい素晴らしい舞台です」とアピールした。“進化”といえば、初参加となった宮澤に岸谷は「1分1秒稽古場で休むことなく稽古に集中し、見ていてメキメキ音がするくらい成長していきました。初日から千秋楽まででもっともっとすばらしい女優さんになっていくんだろうなと思いながら、我々も負けてられないと思いました」と絶賛。
これに宮澤は「泣いちゃうので、やめてください〜」と照れた表情を見せ、「前回の舞台『怪盗セブン』をこの赤坂ACTシアターで初めて観て、“いつかこの場所で地球ゴージャスさんの舞台に出たい”と思っていたのが、今現実になり夢のようです。すごく緊張していますが、すごく楽しみです」と嬉々とした表情をみせた。
東京公演から始まり、名古屋・福岡・大阪と3月31日まで長い興行となる今回。ギゼル大佐を演じる山本は「明日から長い長い公演の日々が始まりますけど、チームワークのいい、本当に素晴らしいユニットで。自分ができる精いっぱいのことをまっとうできればと思っております!」と熱い想いをみなぎらせた。
「20周年ですが、僕らにとって通過点でまだこの先やりたいことがたくさんあって。本作もいいすばらしい通過点になるよう、一丸となって毎日大きく成長する舞台を作っていこうと思います。ぜひ劇場にいらしてください(岸谷)」、「今年は午年ですから、岸谷五郎の年ですよね(寺脇)」、「僕は辰年です。馬面なだけで(岸谷)」と、会見もまたコメディと真面目さを混ぜたコメントで、舞台をPRした。
ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演Vol.13『クザリアーナの翼』は東京公演を2月20日まで赤坂ACTシアターにて、その後名古屋公演は2月26日〜3月1日愛知県芸術劇場にて、福岡公演は3月7日〜12日キャナルシティ劇場にて、大阪公演は3月18日〜31日梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。
なお、現在発売中の『デ☆ビュー』2月号インタビューページにおいて、同舞台の出演者である山本裕典が登場している。