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2013/04/30 14:51
Dステ初ミュージカル『チョンガンネ』開幕。「今まで一番チームワークがいい!!」
ワタナベエンターテインメントの俳優集団D-BOYSとD2が出演する舞台、Dステ13th『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』が25日に本多劇場で初日を迎え、出演者が初日公演を前に会見に登場。座長を務める和田正人は「Dステとしてミュージカルをやるのが初めての経験。歌がちょっとヤバいなとか、ダンスがちょっと苦手だなとかっていう不安とかもあったけど、稽古終わって、今日から初日だっていう今になって、楽しいなって思います」と笑顔で初日公演への期待感に胸を膨らませた。
同作品は、韓国小劇場界でロングランヒットを記録したミュージカル『独身男の八百屋さん』の日本版で、今回が日本初上演となる。独自の商売哲学とアイデアで成功した八百屋の実話を元にしたサクセスストーリーで、様々な事情を抱えた独身男(チョンガンネ)たちが、お客様に“楽しさ”を届けるべく、エプロン姿で歌って踊るミュージカル・エンターテイメント。
主人公・イ・テソンを演じる和田は「よくこういう舞台とか作品って『今まで一番チームワークがいいんですよ〜』って言葉、毎回聞きますよね? それでも僕は断言します。今までで一番いいです!!!」と大声で宣言。牧田哲也からは「説得力ないな〜、なんで自分で前ふりでそれ言っちゃったんですか?」と突っ込まれるも、気にするそぶりも見せず「一番いいです! これもよく聞くと思うんですけど、稽古場1週間目くらいで、1ヵ月くらい一緒に居たたんじゃね〜の?っていうくらい良い!」とチームワークの良さを猛アピール。さらに「歌を頑張る、ダンスを頑張る、芝居を頑張るはもちろん、それと同じか、それ以上にこのチームとしての団結力やチームワークや、僕ら自身が本当に楽しいって思って取り組むことが一番大事なのかなって思って、それを裏テーマとして頑張ってました」と稽古を振り返った。
テソンの友人で、彼の生きる姿にひかれ<独身男の八百屋>に合流するキム・ミンソクを演じる牧田は、Dステ初のミュージカルに対して「お芝居からの歌の流れっていうのがなかなかつかめないところがあって、どうしても“歌う”感覚になるので、なかなかお芝居に繋げられなかった。語るようにお芝居の延長戦上で、うまく表現できるようにしなきゃいけないなって、けっこう稽古場で考えたりしました」と稽古での苦労を告白。
裕福だがこれといった夢もなく人生に興味も感じられないチェ・ユンミンを演じる三津谷亮は「裕福で時間もお金も持っているけど、実際は夢とかやりたいことが見つかってない中で、チョンガンネでやりたいことや夢を見つけて葛藤していく役。今の若い人たちにもシンパシーを感じで、見てもらえるんじゃないかなと思います。おいしい人生をお届けするので、ぜひチョンガンネに足を運んでいただいて、夢や希望を持って人生を歩んでいってもらいたい」とコメント。また、祖母の入院費用を工面するためにホストとして働いていた過去をもつソン・チファンを演じる近江陽一郎は「イケメンぞろいのチョンガンネの中でも一番のイケメンって言われている役です!! 元ホストの役なんですけど、演出家の中屋敷さんから『女性に殴られるのが似合いそうだね』って言われて、この役が決まりました」と笑顔で語り、「なかなか抱えるものも多くて大変なんですけど、でもそれを表に出さずに強く生きているチファンがかっこいいな〜って思います。僕もそういう風になれたらいいなって思って頑張ります」と力強く意気込みを語った。
除隊後そのまま<独身男の八百屋>に来た熱血青年パク・チョルジンを演じる橋本汰斗は「僕が演じるチョルジンは、隊長の夢を追う姿に憧れてチョンガンネに入る青年で、チョンガンネが大好きすぎて空回りをしている設定。僕自身も歌と踊りが大好きで、やる気ばかりが空回りしてしまうことがよくあるんで、迷惑をかけてると思うんですが……温かいカンパニーで頑張っていきたいと思います」と笑顔でコメント。和田から「チョンガンネ随一の肉体派。運動神経もかなり良いので、ダンスとか動きに期待してもらえれば…。バク転とかね……やっちゃう? みせちゃえ!」とのムチャブリにも「じゃあ、ここで…」と軽々と華麗なバク宙を披露。「みんなができるわけじゃないんですけど……」と和田が付け加えると、報道陣から「和田さんはやらないんですか?」と質問され、「(大声で)僕はやりません!やらないんです!(和田)」と即答。しかし、橋本から「でも、和田くんこの前やってた気がする……」と言われると、「やめろ!(笑)。そんなフリしても、ほらもう(ゲネプロ開始までの)時間がね……できないじゃなくて、やらないんです!」とあくまでも“できないじゃなくて、やらない”というスタンスで難を逃れた。
また、昨年12月に宝塚を退団した元雪組トップ娘役の舞羽美海は「昨年末に宝塚を卒業させていただいて、初舞台になるんですけど、まず男性の方がお稽古場にいるっていうのが初めてですし、男性をお芝居をするもの初めて。最初はすごい緊張していたんですけど、みなさまがとても温かくて毎日楽しく過ごさせていただいてます」と笑顔でコメント。
最後に和田が「Dステ13回目にして初ミュージカル。満を持してみなさんの前で演じるわけですけど、やってみて改めて、芝居も歌もダンスも全部ひとつなんだなって感じた。ダンスが上手ければいいってわけでもないですし、芝居がよければいいってわけでもないですし、技術的な問題よりもなによりも、何かを届けたい!っていう気持ちが勝っている人が勝つんだなと思った」と感慨深く語り、「世の中にはいろんな演劇がありますが、僕たちは『楽しさを届ける』『おいしい人生を届ける』コレひとつしかない。こっから千秋楽まで突っ走るしかないなと思ってます。お客様の笑顔、それだけを僕らのエネルギーにしながら、たのしい人生をお届けしたいと思います!!」と力強く宣言。会見の最後には、出演者ひとりひとりから報道陣に野菜のプレゼントが配られた。
Dステ13th『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』は、4月25日(木)〜5月6日(月・祝)本多劇場、5月11日(土)〜12日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
なお、発売中の『デ☆ビュー』5月号には、ワタナベエンターテインメントの男のコ募集『D-BOYSオーディション2013』の詳細を掲載中。さらに『お悩み相談室』に和田正人、特集『人気スターの“決意表明”』に近江陽一郎のインタビューを掲載中。また『デ☆ビュー』5月1日発売・6月号の読者レポーター企画『Go!Go! TeamD』で、同舞台の稽古場取材と牧田哲也&三津谷亮との対談インタビューを掲載。