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2013/04/25 17:21
『華ヤカ哉、我ガ一族 オペラカレイド』開幕「本当に華ヤカな舞台になる」
人気乙女ゲームの舞台化作品『華ヤカ哉、我ガ一族 オペラカレイド』が23日、星陵会館ホールにて初日を迎えた。同日行われたゲネプロ後の会見では宮ノ杜正役の宮内敦士が「本当に華ヤカな舞台になると思います」と手ごたえを語った。
人気乙女ゲームブランド・オトメイトが2010年に発売し、その後、ファンディスクも発売され、現在は新作も鋭意制作中という乙女ゲーム『華ヤカ哉、我ガ一族』。大正ロマンをモチーフに描かれた恋愛シュミレーションゲームの待望の舞台化で、出演には同ゲームの攻略対象である宮ノ杜家の兄弟たちを実際に演じた声優が名前を連ねるとあって、制作発表会見以降も期待の声の高かった舞台だ。
時は大正時代。維新から西洋文化を取り入れた日本は大きな発展を遂げるに至ったそんな時代。文明華ヤカなりし中、銀行や貿易業等ひと際派手な事業展開を行っている日本を代表する財閥のひとつに宮ノ杜家があった。そんな宮ノ杜家に新たな使用人として、貧しい家に生まれ育った娘「はる」がやってくる。宮ノ杜銀行頭取である長男の正、陸軍大佐である次男の勇、自由気ままにすごす三男の茂、警察官である四男の進、発明好きの学生の五男の博、皮肉屋で女嫌いの六男の雅という個性豊かな宮ノ杜家の6人兄弟達と、彼らを取り巻く人々に翻弄されつつも、はるは失敗を繰り返しながらも一生懸命に乗り切って行こうとするが…。
ゲームの中で出てくる宮ノ杜家兄弟たちとはるとのエピソードがふんだんに散りばめられた物語は、「使用人などゴミだ」、と人として扱ってこなかった兄弟たちが、使用人でありながら、言われたことをやるだけではなく、彼ら兄弟のことを想いながら行動する「はる」とのやりとりの中で、徐々に彼女へと心を開いていく様を描いていく。さらには宮ノ杜家に恨みを抱く、御杜守の謎多き行動にもフォーカスして進んでいき、ファンにとってはたまらない舞台となっている。
初日公演前にゲネプロを行った出演者たちはその後、登壇。ゲネプロ後の感想を話した。
「舞台の上に立つと稽古場とはまた違った、自分がやっていて感じるものが色々あるので、それが良くも悪くも芝居に影響してくると思うので、本番ではそれをうまく利用して本番に挑みたいと思います」(浅木はる・白石晴香)
「ラストシーンのダンスを踊っているときに、ものすごくいい芝居になるんじゃないかなって予感がしました。どう芝居が化けていくのか、楽しみです」(茂役 前田剛)
「ゲネでは本当に焦りましたし、とちりましたし、ハプニングもありましたが、公演はこれからですが、絶対に怪我なく、より集中して、いい作品にもっともっと詰められるとこ詰めていけるんじゃないかなと思います」(勇役・田坂秀樹)
「本番ではみんな研ぎ澄まされていくと思います。ゲームでも演じていることは舞台の上に立っているときは忘れています。オリジナルの舞台として演じています。本当に華ヤカな舞台になると思います。期待していてください」(正役 宮内敦士)
『華ヤカ哉、我ガ一族 オペラカレイド』は星陵会館ホールにて5月1日まで公演。なお制作発表記者会見の写真つきレポートが、現在発売中の月刊デ☆ビュー5月号に掲載中。