TSAL(トライストーン・アクティングラボ)受講生スペシャルインタビュー2017 | Deview-デビュー
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小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメント直営の俳優養成/演技研究所『トライストーン・アクティングラボ(TSAL)』。ここで学ぶ受講生たちは、様々な境遇から、本気で芝居を学ぶために集った、熱い心を持った俳優・女優たち。それぞれがTSALと出会ったきっかけと、彼らの芝居にかける想いに迫った。
古沢義寛 石川路子 小玉祐毅 宮澤竹美 小松寛武 石川美沙紀
トライストーン・アクティングラボ(TSAL)とは?
小栗旬、田中圭、綾野剛、坂口健太郎、木村文乃など、実力派俳優が多数所属するトライストーン・エンタテイメントマネージメント部が運営する俳優養成/演技研究所。現場で培ったノウハウと、本格的な講師の指導により、俳優としてのオリジナリティと魅力を光らせるレベルの高いレッスンを、初心者から経験者までに提供している。代表はトライストーン・エンタテイメントと同じく、数々の大作を手がけてきた映画プロデューサー・山本又一朗氏。TSAL在籍中から映画、テレビドラマ、舞台、CMなどに出演するチャンスを設けている。詳細は下記URLから。
http://tristone.co.jp/tsal/
〜声優志望から、身体表現を使った芝居の追求へ〜
古沢義寛
古沢義寛

古沢義寛

ふるさわよしひろ●1992年8月5日生まれ、神奈川県出身。東京アナウンス学院卒業後、TSALに入所。日本コカ・コーラ「ジョージア-CokeON-」CM、amazonプライム「Tokyo Vampire Hotel」に出演。劇団BLUESTAXIの第23回公演から出演。現在は劇団PU-PU-JUICEのメンバーとして活動。8月4・5・6日、中目黒キンケロ・シアターにて舞台公演Vol.6 トライトーン・アクティングラボ『遠い空の下』に出演する。
「ベテランの役者の方との共演で、目指す役者像が明確になりました」
――TSALに入るまでの経歴を教えて下さい。
「声優を目指して専門学校で学んだ後に、TSALに入所しました。専門学校で舞台演技のゼミがあり、声だけでなく身体表現を使った芝居をもっと追求したくなったんです。TSALを知ったのはDeviewで、最初に目に止まったのが小栗旬さんの名前でした。小栗さんの芝居に対する姿勢を尊敬していて、ここならきっと自分の求める芝居が学べると思ったんです」
――TSALでの経験を通して、どんな面が成長したと感じていますか?
「僕は頭で考えすぎて芝居をする癖があったんです。台本をもらっても、シーンごとに『ここの感情はこう』と細かく箇条書きにしてしまったり。そのせいか芝居が凝り固まってしまってしまった時期があったんです。そんなときに講師を務めてくださった演出家の方に『もっとシンプルに芝居していいんだよ』と言われて、それまでモヤモヤしていたことが吹き飛びました。ただ、"シンプルに芝居する"というのは実はすごく難しいことで、芝居以外にもたくさんのことを自分の中に蓄えないと、上っ面の芝居になってしまう。シンプルにやろうと決めてから課題は増えましたが、その分毎日が充実しています」
――現在は劇団PU-PU-JUICEのメンバーとしても活動していますが、外部の劇団や作品に参加するのは自由なんですか?
「はい。もともとPU-PU-JUICEに参加することになったのも、TSAL主宰の舞台に参加されていたPU-PU-JUICEの演出家の山本浩貴さんに声をかけていただいたのが縁でした。TSALの講師には映像作家や演出家も多く、外部との交流はとても活発なんです」
――目指す将来像を教えて下さい。
「僕はラッキーなことに外部でベテランの役者の方と絡む役をいただいたことが何度かあるんですが、プロの現場で何十年も生きてきた方々って、普段の佇まいからして役者なんですよ。それは偉ぶってるとかいう意味ではなく、芝居に臨む姿勢や考え方、言葉選び一つにしても、役者としての責任と覚悟をひしひしと感じるんです。どうしたらそうなれるのか、あるベテランの方に聞いたら『虚勢でもいいから、プロ意識を持つことだよ』と言われたんですね。その言葉がとても響いて、自分の目指す役者像が明確になりました。どんな場でも、常にプロ意識を忘れない役者でいたいと思っています」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
〜過去のさまざまな経験が全て演技の糧に〜
宮澤竹美
宮澤竹美

宮澤竹美

みやざわたけみ●1994年生まれ、長野県出身。日本工学院卒業後TSAL入所。TDL「ジャングルクルーズ」VP、「ビッグホリデー」広告モデル、テレビ『世界仰天ニュース』(日本テレビ)コラボドラマ「心の科学者・成海朔の挑戦」、映画『ナラタージュ』(行定勲監督/10月7日公開)、舞台BLUESTAXI第25回公演@中野ザ・ポケット『マサカサカサマ』に出演。8月4・5・6日、中目黒キンケロ・シアターにて舞台公演Vol.6 トライトーン・アクティングラボ『遠い空の下』に出演する。
「入所してからどんどん心が開いていくのを感じています」
――TSALに参加するまでの経歴と、入所のきっかけを教えて下さい。
「専門学校で舞台を学んだ後に、TSALに入所しました。その専門学校で劇団&プロダクション説明会というものがあったんですが、TSALのスタッフさんは他のどことも違って、小栗旬さんや田中圭さんの例を挙げながらも、キラキラした輝かしいことだけじゃなくて、役者を目指す上での苦味や辛さを話してくれたんです。それが私にとってはとてもリアルに響いて、『ここで学びたい!』と思いました」
――TSALでの経験を通して、どんな面が成長したと感じていますか?
「一番は人との付き合い方が変わったと思います。私は学生時代にいじめられた経験があって、そのせいで周りと馴染めなかったり、物事をネガティブにとらえてしまいがちだったんです。だけど講師の方に『役者というのは、過去の辛い経験すら糧になる職業だ』と言っていただいて、目から鱗が落ちたんですね。その言葉のおかげで自分を受け入れられるようになったし、素のままの自分になれたことで人付き合いもとても楽になったんです。何より日常的に心を塞いでいると、芝居にもそれが出てしまうし、TSALに入所してからどんどん心が開いていくのを感じています」
――映画や舞台など外部での仕事経験も重ねていますが、TSALでの経験はどのように活きていますか?
「今年の春、TSALで講師を務めてくださった映画監督の方から映像作品にお誘いいただきました。私は映像の経験はほとんどなかったので、レッスンでもカメラ位置とか見え方とかダメなことばかりだったんですが、それでも声をかけてくださったのは、いいコミュニケーションができたからなのかな? と思っています。現場でもご迷惑をおかけしたかもしれませんが、レッスンでご指導いただいたことは精一杯返すように頑張りました」
――目指す将来像を教えて下さい。
「私の尊敬するTSALの先輩が『いい役者は空気を作ることができる』とおっしゃっていて、その言葉をいつも頭の片隅に入れています。空気というのは、周囲の人々を見て振る舞うからこそ作れると思うんですね。それはときには発信側に立ち、ときには受信側に回るという芝居にも通じるものだと思います。芝居が大好きなTSALの仲間たちとのふれあいを通して、そんな視野の広い人間に成長したいです」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
〜フリーのモデルが、TSALの熱量の高さにひかれ入所〜
石川路子
石川路子

石川路子

いしかわみちこ●1995年10月24日生まれ、北海道出身。フリーでのモデル活動を経てTSALに入学。舞台 マームとジプシー『ロミオとジュリエット』(東京芸術劇場プレイハウス)出演。8月4・5・6日、中目黒キンケロ・シアターにて舞台公演Vol.6 トライトーン・アクティングラボ『遠い空の下』に出演する。
「受講生同士コメントを言い合う中で、自分を客観視できるようになりました」
──TSALに参加するまでの経歴と、入所のきっかけを教えて下さい。
「入所まで芝居の経験はまったくなくて、フリーでサロンや雑誌のモデルをしていました。そんな中、ポートレートを撮っていただく機会があったんですが、服や髪がメインの写真とは違って、そこには空っぽな自分しか写ってなかったんです。それがとてもショックで、中身のある自分を求めて芝居に興味を持つようになりました。養成所の体験入学やワークショップにもいろいろ参加したんですが、Deviewで応募したTSALの無料オープンクラスは、他のどこにもない熱量の高さにゾクゾクしましたね。ここに本気でぶつかっていけば、それだけのものが得られるだろうなと身をもって実感したのが入所を決めたきっかけです」
──TSALでの経験を通して、どのような面が成長したと感じていますか?
「ここでのレッスンって、講師だけでなく受講生同士もすごくコメントを言い合うんですね。自分ではこう表現していたつもりでも、人には違うふうに見えるんだ、ということに気付かされたりなど、鏡を向けられるような場面がとても多いんです。そのおかげで自分を客観的に見られるようになりました。自分のことをよく知らないと、役を深めることもできないと思うので、自己認識ができるようになったのは大きな収穫だと思っています」
──昨年は舞台「ロミオとジュリエット」への出演をつかみましたが、TSALの経験は外部でどのように生きていますか?
「まずこの舞台はオーディションが5次審査までとわりと過酷だったんですが、それに耐えるパワーはTSALで十分蓄えてあったと思います(笑)。それと演出の藤田貴大さんはとても独特な演出をする方で、稽古の最初は戸惑いもありました。でも考えてみれば、TSALの講師陣もアプローチは人によってさまざま。たとえスタイルが違っても、いい作品を作るという向いている方向が同じであれば、それを全力で受け入れて全力で返すというTSALのやり方をそのままこの現場でも生かせたと思います」
──目指す将来像を教えてください。
「もともと私は目立ちたいといった願望はなく、役者という職業やその人間自体に興味があってTSALに入ったんです。それから2年半経ち、プロの役者さんと関わったり、自分も芝居をするようになりましたが、どこまで追いかけてもつかみどころがない世界で、だからこそとにかく真摯に表現に向き合い続けたいと思っています」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
〜名古屋から通いながら、東京で勝負に挑む〜
小松寛武
小松寛武

小松寛武

こまつひろむ●1993年12月27日生まれ、愛知県出身。地元名古屋での芸能活動を経てTSAL入所。
「自分よりすごいと思う人が必ずいるので、レッスンは吸収し放題です」
──TSALに参加するまでの経歴と、入所のきっかけを教えて下さい。
「入所したのは今年5月で、大学在学中は名古屋の事務所に所属していました。ところが自分がお手本にしていた先輩がどんどん東京に出て行ってしまったんです。また地元では仕事もさせてもらっていましたが、僕はもっと芝居を勉強したかったんですね。そんな中、TSALのホームページの受講生の声に『レッスンの熱量がすごい』ということが書いてあり、ここならひたすら芝居に打ち込めるんじゃないかとピンと来て、入所を決めました」
──現在は地元から通っているそうですが、東京に住んでいる同期とのギャップは感じないですか?
「僕以外にも地方から通っている人はけっこういますし、移動時間も台本を覚えたり役を深堀りしたりできます。次のレッスンまでの1週間という時間はどこに住んでいても同じなので、不利に感じたことはないですね。自分がちょっと自信があるぞ、と臨んだレッスンで、ほかの同期がより高いレベルの芝居に仕上げてきたときには『やられた!』と思うけど、それもすごく刺激になって、週1回のレッスン4時間が楽しみでしょうがないです」
──TSAL入所前から芝居経験があった小松さんですが、レッスンの手応えはいかがですか?
「実は同じクラスにすごく意識している人がいます(笑)。彼は同じ台本でも、僕とは芝居のアプローチがぜんぜん違ってたんです。その彼のほかにも、新しい台本をもらうたびに自分よりすごいなと思う人が必ずいるので、レッスンは吸収し放題ですね。でもそれもちょっと悔しくて、今度の台本では『小松からこれを吸収した』と思われるように、もっと芝居を突き詰めたいと思ってます」
──目指す将来像を教えてください。
「大学時代に後輩から、役者と就職で迷っていると相談を受けたことがありました。そのとき僕自身は役者に邁進していたけど、彼の背中を押すことはできなかったんですね。やっぱりとてもナイーブな悩みだから……。でもいつか、『夢を追ってよかったよ』と自信を持って言える自分になりたいですね。役者を目指す現実には苦しいこともいっぱいあるけど、同じように迷っている若い人に『小松寛武の姿に希望をもらった』と思ってもらえる役者になりたいです」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
〜片道11時間バスで通った根性で役者の道を拓く〜
小玉祐毅
小玉祐毅

小玉祐毅

こだまゆうき●1994年9月23日生まれ、岡山県出身。映画『新宿スワン』『帝一の國』、特別ドラマ『奇跡の教室』(日本テレビ)、舞台『僕だってヒーローになりたかった』等に出演。
「現場で痛感した課題を、持ち帰って消化できるのがTSALの良さ」
──TSALに参加するまでの経歴と、入所のきっかけを教えて下さい。
「僕は岡山県出身で入所5年目なんですが、最初の3年間は地元から通ってました。当初は本気で役者を目指していたというよりは、高校を辞めてやることもないし、東京に行きたいという軽い気持ちで。小栗旬さん、カッコいいなという憧れもありましたね」
──地元からはバスで11時間かかるそうですが、毎週通い続ける原動力となったものは?
「もともとが軽い気持ちだったせいもあって、そのうち同期にどんどん抜かれていったんです。自分が仕事をつかめないのは、東京に住んでないからだと腐ったこともありました。だけどそんなの関係なくて、評価されてるやつって話をしてみるとちゃんと中身が伴ってるんですよね。自分も負けず嫌いなので、負けっぱなしはイヤだと。やっぱりTSALの仲間の存在が、一番の刺激になりましたね」
──映画や舞台などメジャー作品への出演が相次いでいますが、TSALでの経験は外部でどのように活きていますか?
「この夏は鈴木おさむさん演出の舞台で、トライストーン所属俳優の田中圭さん、手塚とおるさんと共演させていただきました。手塚さんはTSALで講師も務めてくださっているので、現場でご一緒できたのがとてもうれしかったですね。ただプロの方と仕事をすると、自分の足りなさをすごく痛感させられるんです。だけど現場で気づいた課題を、レッスンに持ち帰って消化できるのがTSALの良さで、それを繰り返すことで、確実に役者として向上していけると感じています」
──目指す将来像を教えて下さい。
「憧れている先輩たちと肩を並べて、ちゃんとお金を稼げる役者になりたいのはもちろんです。だけどもっと大事なのは、人に対してリスペクトの気持ちを持つことだと思うんです。映画『帝一の國』にTSALの仲間数人で出演させていただいたとき、打ち上げであるスタッフさんに『君たちの現場での居方は完璧だった。どんなに有名な役者になっても、そのままでいてほしい』と言われたんです。それはとても誇らしかったけど、その言葉通り、たとえキャリアを積んだ役者になっても、後輩の役者や現場の裏で汗をかいてるスタッフさんなど、一緒に仕事をする仲間を尊重して認めることができる人間になりたいですね」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
〜舞台の専門学校から、本物の役者を目指してTSALへ〜
石川美沙紀
石川美沙紀

石川美沙紀

いしかわみさき●1996年9月4日生まれ、埼玉県出身。専門学校 舞台芸術学院を卒業後、TSALに入学。8月4・5・6日、中目黒キンケロ・シアターにて舞台公演Vol.6 トライトーン・アクティングラボ『遠い空の下』に出演する。
「新たな刺激をくれる仲間との出会いがとてもうれしいです」
──TSALに参加するまでの経歴と、入所のきっかけを教えて下さい。
「専門学校を卒業して、今年5月にTSALに入所しました。卒業公演を見てくださったTSALのスタッフさんに『一度、来てみませんか?』と誘っていただいたのがきっかけで、ほかの劇団にも声がかかっていたのでいろいろ調べたんですが、“本物の役者”になるならここだ、と思ったんです。もちろん、将来的にはトライストーンに所属したいという思いもありました」
──専門学校で芝居を学んだ経験があったわけですが、TSALは何が違いましたか?
「専門学校も身になることがたくさんあったので、無駄だったとは思ってません。だけどTSALで習うことはとにかく私には新しくて、初めてのことばかり、という感じなんです。雰囲気的には通っていた専門学校に似てるんですよ。みんな芝居が好きで熱い人ばかり。こういう環境が私は大好きなので、同期と一緒に頑張れそうです」
──TSALの仲間はどんな存在ですか?
「恥ずかしい話なんですが、正直、入所したばかりの頃はちょっとお芝居に自信があったんですね。ところが初日にそんな鼻っ柱がポキッと折られることがあって。同期の演技初心者の子と一緒に芝居をしているうちに、どんどんその子に引き込まれていったんです。そのとき、もしかしたら私は芝居の固定概念に縛られていたのかもしれない、と気付かされました。専門学校の仲間とは違う芝居をする、新たな刺激をくれる仲間との出会いが今はとてもうれしいです」
──目指す将来像を教えてください。
「今は将来どうなりたいというよりも、お芝居を追求するのがとにかく楽しい毎日です。ただ強いて言うならば、最近だとドラマ『小さな巨人』の香川照之さんに目を奪われっぱなしでした(笑)。いつかあんなふうに画面越しでも熱が伝わる、人の心を動かせるお芝居ができるようになりたいです。それ以前に、何より人間性を高めたいですね。芝居というのはウソがつけないもので、どんなに"芝居"しても人間性が出てしまうものなんだというのを専門学校時代に感じることがたくさんあったので、周りの人をハッピーな気持ちにできる人間に成長していきたいです」
取材・文/児玉澄子 撮影/厚地健太郎
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