TeamDの二人は、多数のメディア合同のキャストインタビュー取材会に同席。作品や役柄、共演者についての想いを真摯に語るキャストを目の前にして、大きな刺激を受けたようでした。
「YouTuberの活動でもWCSで学んだ『お笑いの理論』は役立っています」
青木「僕も同じような感じですが、安藤忠臣という役と、それを演じている山田裕貴という人間の背中をずっと追っかけてきているんですね、この役を通して。それは僕の中ではすごい収穫で、どんどんどんどんすごい男になっていくので…」
山田「いやいやいや(照)」
青木「今回も撮影に入ったら、またすごいことになっていて。僕は多分ファンより知ってるんじゃないかな。作品では闇金のいろいろなことにチャレンジしながら、様々な場面で、様々な感情を作りながら、瞬発力で短期集中で演じています。この先、別の現場でも活きる経験をさせてもらっていると思います」
青木「前に言ってたんだよね。『年金ドッグス』になるんじゃないかって」
山田「YMK48ね」
青木「山田くんは“生きる”って言っていたけど、見た瞬間に本当に生きているなって分かりますね。山田くんが忠臣として生きてるのを感じて、こっちも感化されるんです。この作品自体を引っ張って行ってくれているなと思うし、だからそこで僕がどう相棒として生きていくのかっていうのがまたなかなか難しかったりします。この須藤っていう役がいろいろとアホなキャラクターなので(笑)、大変ではあるけど、生きるっていう芝居をしている人と一緒に芝居ができるっていうこと自体、得がたいものだなって思いながら、『闇金ドッグス』に臨んでいます」
山田「それが逆に楽しかったりするんです。じゃあ俺はこうしてみようみたいな。アドリブと言うより、台本を読んだときに“もしかしたら、僕はこうやらないと思うんですが、どうですか? それでもリアクションって大丈夫ですか?”って話したり」
青木「そういうことをお互いに言いやすいし、現場でパッと思いついたことを、その場でパッとやってもお互いにわかります。そういう感じです」
山田「作品でお金の裏切りや愛憎の裏切りを描いているんですが、お客さんも思いっきり裏切っていこうっていうことを裏テーマにしているんです。それが今回のポスターに思いっきり出ていて、俺もびっくりしました。(女性とのツーショットとか)“これ、闇金ドッグスじゃねーじゃん!”って(笑)。相手役の西原亜希さん演じる未奈美としゃべっているときに、忠臣が手持ちぶさたなのが気持ち悪くて、“タバコをふかす回数めっちゃ多いな”とか感じていました。自然とタバコに手を伸ばしてしまうとか、忠臣としてやりづらそうにしているというのが、僕の中ですごくいい、新しい感覚というか。自分の中でどう対峙していくのか、やりながら発見していくのがすごく楽しいです」
青木「それを昨日見ていて、すごく面白いなって思っていました」
山田「今回の『6&7』では、2つともシリーズを超えて過去が描かれるのが面白いです。そして、絶対にずっと一緒にやっていくんだろうっていう二人が、一度離れるっていう展開もいいなと思っています。忠臣は司を完全に信頼しきっていて、“コイツは絶対離れないだろう”っていう油断があったり、自分がブレていることを、司に気付かされたり。これまでのシリーズにはない角度から、いろんな要素が入ってきているのが、6&7の面白さかなと思います」
山田「新たな忠臣、そして司の人間像も観られる新たな展開になっていると思います。裏社会の話は、女性にはとっつきにくいと思うんですが、恋愛を通してより深く人間が掘り下げられているので、真っ黒系が好きな大人の男性はもちろん、ラブストーリーでしっかり女性を射止めていきたいなって思います」
【インタビューに同席したTeamDの感想】
漆山「“役として生きている”っていう話をされていたときに、台本に書かれたキャラクターをただの架空の人物として捉えていないんだって思って。俳優さんは考え方が普通の人とはやっぱり違うなと思って、すごいと思いましたし、勉強になりました」
芹ヶ野「お互いに信頼しあっていて、安心して演技ができると言っていたんですが、目の前の本人たちの口から聞くと、それがすごく伝わってきました。雑誌のインタビューなどでは伝わらない部分も感じられたのがよかったです」
「今回初めて撮影現場に入って、テレビで見て想像していた以上のものを生で感じました。よく『スタッフさんと和気藹々とやってます』って喋っているのを観て、本当かな?って思っていたけど、実際、本当にそうで。役者さんのオンオフの切り替えもすごいなって思いました。現場のチーム感も生で感じられたことが良かったと思います。現在は大学4年生で、アイドルが大好きなので、アイドルに関係する仕事ができたらと思っています。小学生のときから芸能界には興味持っていたんですが、最近になって女性アイドルが好きになって、ファッションショーなども観に行って、ステージを作る裏方のほうも楽しそうだなって思ったり…今はいろいろと模索中です。でも今日の撮影現場を見て、お芝居もやってみたいなって刺激を受けました」
「カメラが回り始めると、現場の空気も役者さんも違う風に見えて、生で観ているのに、映画そのものが目の前に広がっているような気持ちになれて、すごいなと思いました。撮影現場を見学をしたのは初めてなんですが、自分にとってプラスになりましたし、これからがんばろうっていう刺激になりました。物心ついたころからずっと人前に出る仕事をやりたくて、それが今も続いている感じです。高校卒業までは芸能活動ができなかったので、18歳くらいからオーディションを受け始めて。去年末くらいまでアイドルをやっていました。今後はどんな道に進むか考え中です。将来的には女優さんを目指しているんですが、年齢などを考えなければ、まだアイドルをやりたいと思っています」
『闇金ドッグス7』(2017年9月2日(土)よりシネマート新宿・心斎橋)
裏社会を容赦なく活写する新闇金映画シリーズの第6弾・第7弾。第6弾の主演は、ドラマ『おんな城主 直虎』『僕たちがやりました』、映画『破裏拳ポリマー』などに出演する山田裕貴。今後映画『トモダチゲーム劇場版 FINAL』『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ『二度めの夏、二度と会えない君』『亜人』『あゝ、荒野 前篇・後篇』『デメキン』など公開作が控える。第7弾の主演は、特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に戦極凌馬役でレギュラ−出演。舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』(主演)や『パタリロ!』『里見八犬伝』などに出演する実力派・青木玄徳。
【あらすじ】
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入れた。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。その日、忠臣は、最悪のカードを引いた。債権ブローカーから焦げ付いた債権を安く買い取り、債務者から更に搾り取る。債務者の名前は、伊良部慎太郎(長谷川忍(シソンヌ))。その価格は400万。忠臣の計算では、まだ1000万は引っ張れると踏んでいた。しかし、忠臣の元に訪れたのは、10年以上前まだ幼き頃に分かれた恋人・荒木未奈美(西原亜希)。今は結婚して伊良部となった荒木は、借金を背負った夫が行方不明となり、手がかりを探しにラストファイナンスにたどり着いたのだった。
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