山田裕貴くん×青木玄徳くんのインタビュー取材会に参加 | Deview-デビュー
2017.08.04
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!

 TeamDの二人は、多数のメディア合同のキャストインタビュー取材会に同席。作品や役柄、共演者についての想いを真摯に語るキャストを目の前にして、大きな刺激を受けたようでした。

「YouTuberの活動でもWCSで学んだ『お笑いの理論』は役立っています」

山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
――今回で、山田さんが安藤忠臣役を演じるのは9作目、青木さんが須藤司を演じるのは7作目となります。それだけ長く一人のキャラクターを演じてきた感慨もあるのでは?
山田「まず、こうやって現場まで取材に来てもらえるというのが初めてのことなので、そこまで注目してもらえる作品になってきたということが嬉しいです。一つの役を9作も、映画で生き続けるというのは貴重なことだ思うので、僕としては『6&7』で終わるつもりはまったくなく、やれるところまでやっていきたいです。同じ役を生き続けることによって、もっと到達しなければならない役の“深み”もわかって来ましたし、ほかの現場で得たものを『闇金ドッグス』に持ち帰ってきて新たに気づくこともあります。今は、長くやり続けているからこそ生まれる“深み”を、もっとほかの現場でも出さなくてはいけないと思っています」
青木「僕も同じような感じですが、安藤忠臣という役と、それを演じている山田裕貴という人間の背中をずっと追っかけてきているんですね、この役を通して。それは僕の中ではすごい収穫で、どんどんどんどんすごい男になっていくので…」
山田「いやいやいや(照)」
青木「今回も撮影に入ったら、またすごいことになっていて。僕は多分ファンより知ってるんじゃないかな。作品では闇金のいろいろなことにチャレンジしながら、様々な場面で、様々な感情を作りながら、瞬発力で短期集中で演じています。この先、別の現場でも活きる経験をさせてもらっていると思います」
――これだけ続くと、目指せ“寅さん”、目指せ『男はつらいよ』シリーズみたいな。
山田「『闇金ドッグス48』くらいまでは…」
青木「前に言ってたんだよね。『年金ドッグス』になるんじゃないかって」
山田「YMK48ね」
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
――『闇金ドッグス』はチーム感があって、特に仲がいいなと思うんですが、この現場がほかの現場と比べて特別なところはありますか?
山田「スタッフさん、キャストさんへの信頼感ですね。青木さんとのお芝居では安心して自由にできるんです。何作も重ねたことによって、呼吸や息遣いで、そこに生きているかのようにいられるっていうのが特別です。僕は“役を生きる”ということを、どの現場でも心がけているんですが、『闇金ドッグス』の現場では、スタッフさんや青木さんに助けてもらいながら、役を生きやすい環境を作ってもらっていると感じています。例えば、ここまで自由に動いても、たぶんアングルで追っていってくれるだろうとか、普段の現場なら考えなくていい領域まで考えてお芝居をすることができていると思うんです」
青木「山田くんは“生きる”って言っていたけど、見た瞬間に本当に生きているなって分かりますね。山田くんが忠臣として生きてるのを感じて、こっちも感化されるんです。この作品自体を引っ張って行ってくれているなと思うし、だからそこで僕がどう相棒として生きていくのかっていうのがまたなかなか難しかったりします。この須藤っていう役がいろいろとアホなキャラクターなので(笑)、大変ではあるけど、生きるっていう芝居をしている人と一緒に芝居ができるっていうこと自体、得がたいものだなって思いながら、『闇金ドッグス』に臨んでいます」
――そんな二人の“バディ感”についてはどう思いますか?
青木「本当に自然にできてきたよね? いつもの感じがあるから、今回はそれを裏切ってみようかなっていうことも考えたりできるんですよね」
山田「それが逆に楽しかったりするんです。じゃあ俺はこうしてみようみたいな。アドリブと言うより、台本を読んだときに“もしかしたら、僕はこうやらないと思うんですが、どうですか? それでもリアクションって大丈夫ですか?”って話したり」
青木「そういうことをお互いに言いやすいし、現場でパッと思いついたことを、その場でパッとやってもお互いにわかります。そういう感じです」
――今回は初のラブストーリー展開もあるそうで。
青木「忠臣って、女性とどうのこうのって展開はまずないじゃないですか? そんなシーンを昨日撮ったんですけど、“忠臣ってこんな顔するんだ!”っていうのを見ちゃって。僕自身がもうファンになっちゃってるんだろうなって思うんですけど、『闇金ドッグス』を見続けてくれている人たちには、すごく面白いと思います! ホントに」
山田「作品でお金の裏切りや愛憎の裏切りを描いているんですが、お客さんも思いっきり裏切っていこうっていうことを裏テーマにしているんです。それが今回のポスターに思いっきり出ていて、俺もびっくりしました。(女性とのツーショットとか)“これ、闇金ドッグスじゃねーじゃん!”って(笑)。相手役の西原亜希さん演じる未奈美としゃべっているときに、忠臣が手持ちぶさたなのが気持ち悪くて、“タバコをふかす回数めっちゃ多いな”とか感じていました。自然とタバコに手を伸ばしてしまうとか、忠臣としてやりづらそうにしているというのが、僕の中ですごくいい、新しい感覚というか。自分の中でどう対峙していくのか、やりながら発見していくのがすごく楽しいです」
青木「それを昨日見ていて、すごく面白いなって思っていました」
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
――『闇金ドッグス7』では、そんな安藤と司とが決別する展開が待っています。
青木「須藤は、前回からの想いを引きずっていて、目の前の忠臣っていう信頼する存在を疑ってしまうんです。そして悩みぬいた結果、ぶつかっちゃって離れていく展開になるんですけど。ちょうど今からそのシーン撮るところで、すごく難しいなとは思っているんですが、忠臣として生きている山田くんに、どうぶつけていくかなので。すごく頼りになる相棒がいるので、僕もやりやすいです」
山田「今回の『6&7』では、2つともシリーズを超えて過去が描かれるのが面白いです。そして、絶対にずっと一緒にやっていくんだろうっていう二人が、一度離れるっていう展開もいいなと思っています。忠臣は司を完全に信頼しきっていて、“コイツは絶対離れないだろう”っていう油断があったり、自分がブレていることを、司に気付かされたり。これまでのシリーズにはない角度から、いろんな要素が入ってきているのが、6&7の面白さかなと思います」
――人物をより掘り下げたエピソードになるということですね。
山田「これまでは、お金の怖さを押していく展開が多かったけど、自分たちのラブストーリーをやることによって、司っていう人間と、忠臣っていう人間を掘っていく形になると思います」
――最後に、改めて見どころをお願いします。
青木「今回は初のラブストーリーということで、観る人を裏切っていこうというのもテーマなんですけど、それでもやっぱりお金の話のえぐさみたいなものはしっかりと生き残っていて。今回もかなりのえぐさなので、そこが好きな人ももちろん観て欲しいなって思います」
山田「新たな忠臣、そして司の人間像も観られる新たな展開になっていると思います。裏社会の話は、女性にはとっつきにくいと思うんですが、恋愛を通してより深く人間が掘り下げられているので、真っ黒系が好きな大人の男性はもちろん、ラブストーリーでしっかり女性を射止めていきたいなって思います」

【インタビューに同席したTeamDの感想】
漆山「“役として生きている”っていう話をされていたときに、台本に書かれたキャラクターをただの架空の人物として捉えていないんだって思って。俳優さんは考え方が普通の人とはやっぱり違うなと思って、すごいと思いましたし、勉強になりました」
芹ヶ野「お互いに信頼しあっていて、安心して演技ができると言っていたんですが、目の前の本人たちの口から聞くと、それがすごく伝わってきました。雑誌のインタビューなどでは伝わらない部分も感じられたのがよかったです」

山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
今回参加してくれたTeamDメンバーの感想
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
芹ヶ野由衣ちゃん
「今回初めて撮影現場に入って、テレビで見て想像していた以上のものを生で感じました。よく『スタッフさんと和気藹々とやってます』って喋っているのを観て、本当かな?って思っていたけど、実際、本当にそうで。役者さんのオンオフの切り替えもすごいなって思いました。現場のチーム感も生で感じられたことが良かったと思います。現在は大学4年生で、アイドルが大好きなので、アイドルに関係する仕事ができたらと思っています。小学生のときから芸能界には興味持っていたんですが、最近になって女性アイドルが好きになって、ファッションショーなども観に行って、ステージを作る裏方のほうも楽しそうだなって思ったり…今はいろいろと模索中です。でも今日の撮影現場を見て、お芝居もやってみたいなって刺激を受けました」
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
漆山蒼ちゃん
「カメラが回り始めると、現場の空気も役者さんも違う風に見えて、生で観ているのに、映画そのものが目の前に広がっているような気持ちになれて、すごいなと思いました。撮影現場を見学をしたのは初めてなんですが、自分にとってプラスになりましたし、これからがんばろうっていう刺激になりました。物心ついたころからずっと人前に出る仕事をやりたくて、それが今も続いている感じです。高校卒業までは芸能活動ができなかったので、18歳くらいからオーディションを受け始めて。去年末くらいまでアイドルをやっていました。今後はどんな道に進むか考え中です。将来的には女優さんを目指しているんですが、年齢などを考えなければ、まだアイドルをやりたいと思っています」
映画『闇金ドッグス6・7』撮影現場に潜入!
『闇金ドッグス6』(2017年8月5日(土)よりシネマート新宿・心斎橋)
『闇金ドッグス7』(2017年9月2日(土)よりシネマート新宿・心斎橋)
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!
山田裕貴主演映画『闇金ドッグス6&7』撮影現場に潜入! インタビュー取材会にも参加!

 裏社会を容赦なく活写する新闇金映画シリーズの第6弾・第7弾。第6弾の主演は、ドラマ『おんな城主 直虎』『僕たちがやりました』、映画『破裏拳ポリマー』などに出演する山田裕貴。今後映画『トモダチゲーム劇場版 FINAL』『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズ『二度めの夏、二度と会えない君』『亜人』『あゝ、荒野 前篇・後篇』『デメキン』など公開作が控える。第7弾の主演は、特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に戦極凌馬役でレギュラ−出演。舞台『瞑るおおかみ黒き鴨』(主演)や『パタリロ!』『里見八犬伝』などに出演する実力派・青木玄徳。

【あらすじ】
ラストファイナンスの社長・安藤忠臣(山田裕貴)。若くしてヤクザの親分になったものの、稼業を引退して、闇金の世界へ足を踏み入れた。元イケメンホストだった須藤司(青木玄徳)と共に、癖のある債務者を追い込む毎日。その日、忠臣は、最悪のカードを引いた。債権ブローカーから焦げ付いた債権を安く買い取り、債務者から更に搾り取る。債務者の名前は、伊良部慎太郎(長谷川忍(シソンヌ))。その価格は400万。忠臣の計算では、まだ1000万は引っ張れると踏んでいた。しかし、忠臣の元に訪れたのは、10年以上前まだ幼き頃に分かれた恋人・荒木未奈美(西原亜希)。今は結婚して伊良部となった荒木は、借金を背負った夫が行方不明となり、手がかりを探しにラストファイナンスにたどり着いたのだった。

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