『ウロボロス』主演・生田斗真と主題歌・嵐の関係(4/4) | Deview-デビュー
2015年2月26日

 『ウロボロス』第1話の放送前日、同じTBS系の『櫻井有吉アブナイ夜会』に生田斗真と小栗旬がゲスト出演した。お約束の番宣ではあるが、かなり見どころがあった。

 カメラは生田の休日に密着してソウルへ。だが、彼は観光に来たわけでなく、小栗旬が主演した『ルパン三世』や『オールド・ボーイ』のアクション監督を務めたヤン・ギルヨン氏のジムに向かう。「ドラマのアクションのために。仕事じゃないけど仕事につながる」と。4日間、プロ格闘家並みのトレーニングをこなしていた。前述した銭湯のシーンで裸になるから…とも話しつつ。そこが映るのは数分なのに、なんとストイックな。

 さらに興味深かったのは、その後。生田が食事をしながら、嵐への想いを語った。ジャニーズJr.時代から人気のあった生田だが、松本潤、相葉雅紀、二宮和也も同期。99年に彼らは新グループ=嵐のメンバーに選ばれ、生田は入れなかった。嵐のコンサートではバックダンサーをやった。

「今まで横一線で頑張っていたはずなのに、前・後ろになったのがショックで。『俺は負けたんだ』と言われた気がして、すごくイヤだった」

 当時の心境を率直に語っていた生田。同期が華々しくデビューして、自分はバックダンサー…想像するだけでもキツい。

 結局、生田は歌手として他のグループにも入れなかったが、俳優活動が認められ、デビュー=歌手デビューのジャニーズで初めて、“デビュー”しないままJr.を卒業した。

 その道は平坦ではなかったと思う。一時は地味な舞台が活動の中心になり、07年のドラマ『花ざかりの君たちへ』で久々に脚光を浴びた。翌年の『魔王』で自分が入れなかった嵐のリーダー大野智とW主演。以後は映画『人間失格』『脳男』『土竜の唄』など毎年主演作がある。

 そして、今回の『ウロボロス』の主題歌は嵐の「Sakura」。メンバーが出演しないドラマの主題歌は初めてだ。16年かけて、生田が嵐と並び立った。(終わり)


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