48グループの新潟進出で地方アイドルはどうなる?(2/5) | Deview-デビュー
2015年2月17日

 プロ野球の親会社の歴史をひも解くと面白いもので、昔は東映フライヤーズ、松竹ロビンズ、大映スターズなど映画会社がチームを持っていたりも。松竹ロビンズは後に大洋ホエールズと合併(吸収)。そのホエールズが横浜ベイスターズとなり、親会社はTBSに。一時はリクシルに売却する話も出たが頓挫して、現在の横浜DeNAベイスターズとなった。

 DeNAといえば、携帯電話用ゲームサイト「モバゲータウン」で大きくなった会社。今やプロ野球に参画する映画会社はなく、逆にソフトバンク、楽天にDeNAとIT系企業が3球団。時代の流れを反映している。

 それで、ベイスターズの本拠地の横浜スタジアムは、球団が球場に支払う使用料が高いとのことで、たびたび移転が噂された。その移転先候補に挙がるのが新潟だった。北陸がプロ野球の空白地帯なことに加え、サッカーのアルビレックス新潟の成功があって。

 もともと新潟でサッカー熱が高かったわけではないが、アルビレックスは2003年から3年連続で観客動員数Jリーグ1位になるなど、成績はともかく、人気は屈指のチームになった。地元愛の深い土地柄はフライチャンズとして心強い。

 新潟にはそんなイメージがあり、48グループの進出も“なるほど”という感じで、個人的に驚きはしなかった。もちろんスポーツとアイドルを同列には論じられないが、48グループも日本海側にないし、地方エンタテイメントの観点から狙い目ではと。新潟=米どころ=水がきれい=美人が多いとの定説もあり、アイドルの人材も豊富そう。新潟のAKB48グループNGT48の第1期メンバーオーディションは3月に行われる。

 ところで、NGT48結成が発表されてから、ネットでは新潟の地方アイドルNegiccoとの対決が論じられている。(続く)


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