本田翼と能年玲奈の主演映画の明暗(2/5) | Deview-デビュー
2015年2月9日

 2013年1月発売の雑誌で「今年ブレイクする女性タレント」との原稿を依頼され、本田翼か能年玲奈か迷った末、本田について書いた。大きい記事でもなく、同様の記事は年頭にあちこちで出ていて、誰も気にしてない。ただ、編集部に“当たったな”と思われたいのは少しあったし、賭けたわけでもないが書いたからには当たってほしい気持ちになっていた。2人とも好きな女優だったけど。

 結果、この年は能年主演のNHK朝ドラ『あまちゃん』が大ブームとなり、「じぇじぇじぇ」が流行語大賞に。能年自身もあのかわいさで明るくハツラツとした演技を見せ、日本中から愛される人気者となった。

 本田のほうも『JR SKI SKI』に続き『C1000』『ビオレ』『アフラック』など多数のCMに出演して顔を広めた。ドラマも人気シリーズ10年ぶり復活の『ショムニ2013』、木村拓哉主演の『安堂ロイド』と話題作に出たが、こちらは共にコケた。2013年にブレイクといえば能年になるだろう。

 『あまちゃん』終了後、能年は長めの“休み”に入る。次の本格的な出演作は10ヵ月経った昨年8月公開の映画『ホットロード』。80年代の伝説的コミックが原作ということもあり、興収25.2億円、年間ランキング15位のヒットとなった。

 一方、昨年の本田はなぜか、WOWOWの『変身』に脇役で出たぐらいで、連ドラ出演がパタッとなくなった。久々に脚光を浴びたのは年末の12月13日に公開された主演映画『アオハライド』。その2週間後の27日には能年主演の『海月姫』も公開された。

 『アオハライド』は公開週の興業収入ランキング1位に。『海月姫』は公開週に9位。同じ週で『アオハライド』はまだ3位に入っていた。主演映画対決は本田側の勝ち。この2作、能年と本田絡みでちょっとした“つながり”もあって…。(続く)


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