20歳“以上”を募集するアイドルオーディション(2/5) | Deview-デビュー
2015年1月26日

 20歳になる前後のタレントの取材では「大人になってきた?」的な質問をすることも多い。今年の新成人組では、さんみゅ〜の山内遥が「お父さんの誕生日には、いまだに肩たたき券をプレゼントしています」と話していた。PASSPO☆の増井みおは「今でもなれるものなら忍者になりたい」と。

 アイドル界の老舗ハロー!プロジェクトでは、菅谷梨沙子(Berryz工房)や鈴木愛理(℃-ute)に、和田彩花と福田花音(スマイレージ改めアンジュルム)、飯窪春菜(モーニング娘。’15)、宮崎由加(Juice=Juice)が新成人。小学生の頃から活動している菅谷・鈴木と、ハロプロ内で後輩に当たる他のメンバーが同い年とは、ちょっと意外な感じ。

 菅谷はBerryz工房が小学生ユニットとしてデビューした時点では、その中でも最年少の9歳。小さくてあどけない少女だったのが今や金髪のセクシー系で、昔と同一人物に見えない。時は流れたのだなと。

 アンジュルムも5年前のスマイレージとしてのメジャーデビュー曲は「夢見る15歳」。今もライブで歌うが、和田は「違和感がとてつもないです」と笑っていた。

 スマイレージはもともと、和田と福田に前田憂佳、小川紗季という、当時のハロプロエッグ(研修生)の人気どころで結成。ヴィジュアル力も高く、AKB48に逆襲するハロプロの切り札として期待され、同時期にメジャーデビューしたももいろクローバーも彼女たちへの憧れをたびたび口にしていた。

 ところがAKB48を追う存在になったのはももクロのほうで、スマイレージは新メンバー加入に前田と小川の卒業で6人組になって迷走気味。今年から3期メンバー3人が加わり、グループ名も変えて再始動する。モーニング娘。のようにメンバーの出入りはあっても、改名は異例だ。切り札だったはずのスマイレージがこうなるとは…。(続く)


戻る
×