アイドリング!!!を卒業した菊地亜美の進む道(5/5) | Deview-デビュー
2014年12月17日

 菊地亜美がアイドリング!!!卒業ライブ前の会見で、卒業生の谷澤恵里香に「個人イベントだとファンは10分の1に減る」と言われたと話していた。アイドリング!!!に限らず、アイドルのファンはグループを卒業した途端、サッといなくなりがち。

 それは自分も不思議に思う。グループ時代はソロイベントでも人が集まっていたのに。握手会がないと興味がなくなる? だとしたら、あんまりだと思うが。AKB48の人気メンバーすら、“元AKB48”となったら苦戦し始めることが少なくない。

 ただ、菊地は卒業による目減りはあまりないと思う。今までも“アイドリング!!!の菊地亜美”ではありつつ、幸か不幸かAKB48と違い、アイドリング!!!自体が一般には知られていなかったから。もともとグループと関係なく1人で築いたポジション。逆にこれから、番組内でスタッフに重宝される立場から、いかにテレビの前のファンを作っていけるか。

 会見では「潰したい存在」を聞かれ「小島瑠璃子です」と即答した。「友達だけど、私のやりたいことを全部やれていてうらやましい」と。そこで思い出したことがあった。菊地は自分の出た番組を何回も観て反省したり、出る前にコメントをいくつも考えていくというが、小島は以前取材で、そういうことは「あえて一切しない」と話していた。

「女優さんやスポーツ選手なら、同じ場面がまた来ると思うんです。でも、バラエティで同じ状況はたぶん二度とないので。1コ1コ反省するより、現場で間(ま)を感じ取るアンテナを立てておくことに気をつけてます」

 でも、菊地は今後も愚直に努力を積み重ねてやっていくのだろう。才能より貪欲さが彼女の原動力だから。卒業ライブでは「1週間テレビに出ないと『消えた』とか言われるので、『見ないね』と言われないように頑張ります」と話していた。モーニング娘。'14を卒業した道重さゆみのことは改めて書きます。(終わり)


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