アイドリング!!!を卒業した菊地亜美の進む道(4/5) | Deview-デビュー
2014年12月16日

 バラエティではがっついたウザキャラの菊地亜美だが、裏の努力家ぶりは多くの関係者が絶賛する。フジテレビの『アイドリング!!!』の司会のバカリズムは「MCごとに分析してるでしょ?」とか。卒業ライブでは横山ルリカが「ラジオを始めるとき、他の人のラジオを何百回も聴いて研究していた」とも。

 彼女がデビューして売れるまでの経緯は、昨年発売の『菊地亜美オフィシャルBOOK※写真はイメージです』に詳しく綴られている。芸能界志望者に一読を勧めたいが、その中でテレビ局プロデューサーらが「なぜ菊地亜美をキャスティングするか?」回答している。

 『しゃべくり007』の日本テレビ・田中宏史氏は「確実に爪痕を残していくさじ加減が見事」、『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』のテレビ朝日・加地倫三氏は「彼女が出ると視覚的にも内容的にもパンと明るくなる」と。

 注目されたきっかけは、2011年9月に放送された『めちゃ2イケてるッ!』の「AKB48以外だらけの大運動会」。8組で計100人近くのアイドルがいた中、グイグイ前に出てナインティナインや加藤浩次と絡んだのが、菊地亜美とBerryz工房の嗣永桃子だった。

 菊地はそれを録画したDVDを各局プロデューサーに配り、「私、これ以上にできます!」とアピールした。以後出演が途切れないのは、一度出た現場で“使える”と判断されたからだろう。1回1回が勝負だったと思うが。

 あと、前に出るだけでなく、細かい気配りもできる。取材で読者プレゼント用のポラを5枚ほど撮り、うち3枚を選んでサインを入れてもらい、残りは本人に進呈したら、ギャグっぽく「私のサインを欲しい人はいないんですか?」と取材した自分たちに振ってきた。そりゃ欲しいけど、こっちから頼むのもミーハーっぽいし…と思っていたところで。

 アイドリング!!!を卒業した彼女は、これからも活躍を続けられるだろうか?(続く)


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