アイドリング!!!を卒業した菊地亜美の進む道(2/5) | Deview-デビュー
2014年12月12日

 アイドリング!!!を卒業した菊地亜美は北海道出身。小さい頃から芸能界を夢見て、いろいろなオーディションに挑戦。2006年の「レプロガールズオーディション」は『月刊デ☆ビュー』で見て応募したという。レプロには当時『二コラ』モデルとして憧れていた新垣結衣が所属していたこともあって。

 ただ、このオーディションで募集していたのはモデル系。他の志望者がみな細い中、太目だった彼女は3次審査で「その体重はベスト?」と聞かれる。そこで「今はたまたま太ってるだけで、すぐ痩せます」と言って、あわててダイエットを始めた。事務所に所属してからも、毎日食べたものと体重を自分の写真付きでマネージャーにメールするのを義務づけられ、よく「もっと痩せろ!」と怒られていたとか。

 当時は高1。事務所からは「卒業してから本格的に」と言われたが、「その間に同年代の子がいっぱい出てくる」と思い、自ら半年後に上京。オーディションを受けては落ちる中で、「モデルや女優は向いてない」と自覚。日常の出来事を書き留めてネタ帳を作り始めた。

 そして上京1年後に受けたのが、アイドリング!!!2期生オーディション。アイドリング!!!はアイドルグループとはいえ、フジテレビの番組が拠点でバラエティ力が問われる。『ごきげんよう』のサイコロトークのテーマを全部語れるようにして臨んだ。

 “最近の失敗”を聞かれ、「シーチキン缶が安売りしていて、マヨネーズをかけて食べたらキャットフードだった」と話したら、実話なのに「ネタだろう!」と言われたという。だが、とにかく話し続けた。他の人が詰まった質問にも「ハイ!」と手を挙げて。

 当時のプロデューサー門澤清太氏は「テレビでは面白いかどうか以前に、やり切る姿勢が大事」と話していたが、菊地は合っていたのだろう。合格して、アイドリング!!!16号としての活動が始まった。(続く)


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