2014年12月1日
今年のホリプロTSCのテーマは“美唱女”。美しく、唄う、女優。演技もできる本格派シンガーを募集した。
即戦力を求め、応募資格は16〜25歳と例年より高め。
11月3日に決選大会を控え、3次審査も兼ねて10月にホリプロで行われた合宿には12人が参加したが、半数以上が20歳過ぎで、全体的に落ち着いた雰囲気だった。
取材に入ったのは演技レッスンの日。決選大会でも披露する4人1組の芝居を、各組ごとにアレンジを加えながら練習していた。
その中で個人的に目を引いたのが、結果的にグランプリとなった生田若菜さん。
パッツンの髪とパッチリした瞳が印象的で、芝居でも主人公的な役だったこともありつつ、自然と目を引かれる感じがあった。
自分はデ☆ビュー編集部時代から11年、TSCを見てきたが、グランプリ予想が当たったのは第32回の足立梨花のみ(第33回で本命視した橋本愛は、他の事務所からデビューして活躍中だが)。でも今回は、一緒に合宿を見た編集部のSさんも生田さんを本命と予想していて、これは当たるかなと。
ただ、今回は“美唱女”オーディション。最も重視されるのは歌唱力で、演技レッスンでそこは分からない。とはいえ、応募総数38628人から12人まで残ったわけで、歌が全然ダメということはないだろう。あのヴィジュアルで歌えるなら…期待が高まった。
結局12人からさらに8人に絞られ、決選大会へ。歌唱審査ではオリジナルの課題曲と自由曲を歌い、やはりレベルは高かった。
みんな声量があり、ピッチもしっかりして聞かせる。生田さんもそう。「天性の声質と高音の心地良さが抜群」(実行委員長・菜花耕平さん)と評価されてグランプリに輝いた。
そして、自分も受賞直後に検索して知ったのだが、彼女にはグラビアアイドルとしての活動歴があった。(続く)
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