『黒服物語』中島健人の人の引きつけ方(5/5) | Deview-デビュー
2014年11月26日

 9月に行われたAKB48のじゃんけん大会で、柏木由紀は『黒服物語』のキャバ嬢衣裳で登場した。応援に駆け付けた共演の佐々木希と共に。

じゃんけん大会を放送するのはフジテレビなのに、このテレビ朝日系のドラマの番宣をしっかりしていた。さすがにオンエアではカットされていたけど。

 その柏木のキャバ衣裳は胸元が開いて谷間が見えて、豊かなバストを強調したもの。胸が大きくウエストの細い彼女のスタイルが生きている。などともっともらしく書いたが、要は「たまらん」と。

 彼女が演じる美樹は、1話では新米の彰に反発し、靴までなめさせたが、つき合っている男にソープに飛ばされるのを止めてもらい、彼のひたむきさに惹かれるようになった。表立ってその気持ちは見せないが、心情的には店で彰の唯一の味方。彼の想いが杏子にあるのを知りながら。

 挫折して店をやめようとした彰を引き留めたり、劇中ではヒロインの杏子=佐々木希より印象に残る。セリフ量は同じぐらいでも。演技派のイメージはない柏木だが、この美樹役はうまく見える。同僚役で同じAKB48の入山杏奈に、ののしり合いから平手打ちを見舞ったシーンでは、入山のセリフ回しに“おーい”とツッコミたくなって、相対的に柏木株が上がる面もあるにせよ。

 選抜総選挙ではTOP3をキープする柏木だが、正直ヴィジュアル力が落ちたと感じた時期もあった。

だが、このドラマで観ると、完全に持ち直した。イジったという意味ではなく。キャバ嬢役が合ってたのだろうか。あの店に行ったら指名したいのは、佐々木希より柏木だ。

握手会でも話上手らしいし。

 『黒服物語』では他にも黒川智花、筧美和子、杉本有美、柳ゆり菜など、キャバ嬢役は美形が揃っている。金曜夜、本当のキャバクラに行く金はないけど、ちょっと気分を味あわせてくれるドラマでもある。(終わり)


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