『黒服物語』中島健人の人の引きつけ方(1/5) | Deview-デビュー
2014年11月19日

 次代の佐々木希に滋賀出身の大学1年生――との見出しが付いたネットニュースもあった。トップコートの設立20周年記念で開催された「スターオーディション」で、グランプリに日大芸術学部1年の水上京香さんが選ばれて。最終審査のプレゼンターとして、トップコート所属の佐々木希が松坂桃李と共に立ち合っていた。

 水上さんは小学生の頃から芸能界に興味を持ち、同い年の橋本愛が出演した映画『管制塔』を観て、女優への思いを強くしたという。今回のオーディションを受けるに当たり、炭水化物を取らないダイエットをしたそうだが、「2・3キロしか落ちなかった」とか。

 それでも、大学の映画学科で演技を学んでいるだけに演技審査に力を入れて、宮本亜門ら審査員に評価された。

佐々木は彼女を「華があって見た瞬間に心を奪われて、時が止まりました」と賞賛していた。

 今まではオーディションを受けても「いつもダメだった」と話していた水上京香さん。何となく名前に見覚えが…と思ったら、4年前のホリプロタレントスカウトキャラバンでファイナリストに残っていた。このときはモデル系女優を募集していて、1歳下の安田聖愛がグランプリに。

 その後、水上さんがどんなオーディションを受けてきたかは知らないが、当時中3で高校生、大学生となった4年間、夢を諦めずに努力を続けたのだろう。それがとりあえず実を結んだのは良かった。

 ところで、“次代の佐々木希”と呼ばれることは、女優志望者にはどうなのだろう。モデル・グラビア出身で美しさは比類ない佐々木だが、女優としての評価は芳しくない。個人的には演技力は美貌で補えば良しとも思いつつ、現在出演中の『黒服物語』では物足りなさを感じる。演技の問題ではないのかもしれないが。(続く)


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