綾瀬はるかvs沢尻エリカのドラマ対決の背景(5/5) | Deview-デビュー
2014年11月18日

 年下男性との恋愛モノは、古くは『ロングバケーション』から去年の『ラストシンデレラ』まで、女性にウケる定番。

「こんなオバサンなんか」と自嘲しながら、王子様のような若いイケメンに「そんなあなたが好きです」と言われるのがたまらん…ってことっすよね?

 『きょうは会社休みます。』も、彼氏ができず処女のまま30歳を迎えたOLが、いきなり9歳年下の大学生と一夜を共にし、「本気ですから」と言われた。その大学生が福士蒼汰くんだから、またたまらんわけですよね?

 オッサンはその辺りはよくわからないが、これまたドラマによくあるパターンで、綾瀬はるかが“30年彼氏ナシ”を演じても説得力はないだろうなと。

ところが『きょうは会社〜』の綾瀬は、いつもの男が惹かれる典型的な女性像でなく、いかにも彼氏がいなさそうな30歳の地味OLに見える。ディスってるのではもちろんなく、本気で称賛したい。

 作品の内容より自分がきれいに映ることを優先する女優も多いが、たぶん綾瀬はそういう意識が希薄なのだろう。おでこを出して美人に見せないメイク任せ。30年間恋愛経験がないゆえ、相手を意識しすぎて挙動不審になる振る舞いもリアルだ。

 いずれにせよ、『ファーストクラス』も『きょうは会社休みます。』も女性ターゲットで、男目線で「片や詰め込みすぎ、片や間延び気味」などと語っても意味ないかも。

『きょうは会社〜』には福士以外にも玉木宏、田口淳之介、そして最近“ヌクメン(温もり男子)”としてキテる千葉雄大と、イケメンてんこ盛り。

 KAT-TUNの田口には「入口出口田口でーす」というギャグがあるが、このドラマの番宣番組で千葉が「僕も考えました!」と「茨城埼玉千葉でぇす!!」とやってウケていた。

そんな千葉くんも、女性は大好きっすよね? オッサンは『ファーストクラス』で初演技のドラマーシンガー、シシド・カフカの罵りがたまらんです。いやいや。(終わり)


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