綾瀬はるかvs沢尻エリカのドラマ対決の背景(3/5) | Deview-デビュー
2014年11月14日

 水曜22時のドラマ対決。綾瀬はるか主演の『きょうは会社休みます。』は、30歳まで恋愛経験ナシのOLが9歳年下のバイト大学生とつき合う話。

沢尻エリカ主演の『ファーストクラス』は、ブランド業界を舞台にした女たちの熾烈な戦いの物語。もともと4月クールに放送されたドラマの1クール空けての続編だ。

 初回視聴率は『きょうは会社〜』が14.3%、『ファーストクラス』が8.8%と、綾瀬側の圧勝。以後その差はさらに開き、17%台と7%台に。自分は初回、『きょうは会社〜』を録画し、『ファーストクラス』を生で観た。綾瀬の高齢処女ぶりに、より興味を引かれたから。ここで世の人たちは、どんな基準でどっちを観るか決めたのかが気になる。

 知り合いの女性ライターは「キャリアウーマンは自分の環境と重なる『ファーストクラス』が好きかも」と話していた。逆に一般職のOLなら、『きょうは会社〜』に共感するということか。でも、自分と反対のドラマに夢を見る人もいるだろう。

 子育て中のある主婦は「浮気されるなら、綾瀬より沢尻のほうが許せる」と言う。

「前は綾瀬のほうが好きだったけど、最近の天然ぶりに“男はこういうタイプに弱いよね”という目で見ちゃう。正直に生きてる感じの沢尻のほうが好感を持てる」とのこと。女性ライターも役柄として「スッキリするのは沢尻。綾瀬はウジウジしすぎ」と。

 でも、『ファーストクラス』の視聴率は冴えない。

土曜23時台では初回6.5%から尻上がりで最終回は10.3%。好評を受けてのプライムタイム昇格だったが、視聴率は深夜より落ちた。女性たちが足を引っ張り合う展開は変わらないが、「登場人物が増えすぎてわかりにくい」との声が多い。

確かにマウンティングランキング(格付け)の対象が8人から11人に増えてゴチャゴチャしてるが、それ以上に根本的な問題を感じる。(続く)


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