日本のアイドルは海外で通用するか?(5/6) | Deview-デビュー
2014年10月22日

 横浜アリーナで行われた『@JAM EXPO』には、ジャカルタから駆けつけたJKT48も出演した。AKB48の海外の姉妹グループ。オーディションでメンバーを集め(AKB48から仲川遥香らも移籍)、劇場公演を基盤に、今年3月には日本と同様の「選抜総選挙」も実施。

 まさに“日本のメソッドを海外の少女で”を実践している。結果、ファンの応援スタイルやオタ芸も日本と同じ形に。インドネシアのアイドルリテラシーを高めた。メンバーにはきれいな顔立ちとスタイルで、日本人には程よくエキゾチックに感じる子が多く、逆輸入されて人気を呼ぶ日が来るかも。

 関係者向けセミナーでは福嶋麻衣子氏に続き、日本のガールズカルチャーを世界に発信するWEBサイト「Tokyo Girls Update」を運営する(株)オールブルーの助野太祐社長も講演を行った。

 「TGU」は博報堂DYのベンチャー事業として助野さんが立ち上げた。日本のアイドル情報を海外向けに英語で配信し、アイドルを起用したオリジナル番組も制作。昨年7月のオープン以来、159ヵ国からアクセスがあり、Facebookユーザーは60万人。無料会員のデータを活用し、パナソニックやトヨタなどの企業の海外での商品プロモーションに、アイドルを絡めたタイアップも行っている。

 国別のユーザー割合は、インドネシア22%、アメリカ21%、フランスとタイが9%。最近では、香港や台湾からのアクセスも増えているという。そして面白いのは、アイドルによってアクセスが多い国が異なると。

 AKB48など王道系は東南アジア、でんぱ組やきゃりーぱみゅぱみゅなど個性派はヨーロッパ、E-girlsなどオシャレ系は香港や台湾からのアクセスが中心とか。また、アイドルごとの月別アクセスランキングも、日本のように48グループがダントツとはならない。1位になったグループは…。(続く)  


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