2014年10月14日
優勝者が決まっているなら大和田南那に違いない…と、途中から勝手に思って見ていたAKB48のじゃんけん大会だったが、準々決勝で負けてしまった。あれれ?
彼女に勝ったのは川本紗矢。昨年11月の「ドラフト会議」で指名された16歳で、こちらも新鋭。そうか。ドラフト生をいきなり優勝させて話題を呼ぶ筋書きか。と思ったら、彼女も準決勝で小嶋陽菜に負けた。
小嶋は今や3人になった1期生の1人で、もう26歳。卒業を噂されながら、8位に入った今年の選抜総選挙では、「AKB人生に悔いはありません。ここで卒業発表を…しようと思いましたが、しませーん!」とギャグにしていた。
なるほど。こじはる優勝→ソロデビューを花道に卒業…というパターンか。ステージ下にいたスタッフが彼女に何やら耳打ちしてるのも見えた。勝利の“段取り”の確認?にも思えた。決勝では対戦相手の渡辺美優紀と向き合うと、「9年間AKBで活動して、やっと本気を見せる場面が来ました。絶対勝ちま〜す!」と宣言。だが、彼女も渡辺に負けた。
「勝ったら、このまま卒業するんだろうなと思った。負けたので、もうちょっと頑張るね」
最後の総評で、こう語っていた小嶋。総監督の高橋みなみも「神様が『まだ卒業するな』と言ってるってこと」と話していた。やはり優勝を決めていたのは筋書きではなく、神様だったのか。
一方、優勝した渡辺は“みるきー”コールが沸き上がる中、「応援してくださった皆さんに恩返しができて、すごくうれしいです」と涙ぐみながら語った。総評で高橋が「これ八百長ではないんです」と言うのに乗っかり、「八百長じゃないです!」と力説した。
改めて考えれば、彼女の優勝というストーリーのほうが“うまい”とも思えた。シナリオを書いたのが神様であれ誰であれ。(続く)
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