リアル『ガラスの仮面』のような朝ドラ新ヒロイン(3/5) | Deview-デビュー
2014年10月2日

 来春のNHK朝ドラ『まれ』のヒロインに、2020人が参加したオーディションから選ばれた土屋太鳳。放送中の『花子とアン』にも、花子(吉高由里子)の妹・もも役で出演している。さらに以前には、『おひさま』に井上真央の教え子役で出ていた。

 太鳳(たお)という名前の由来には長い逸話があり、本人が2009年2月6日のブログで誕生日絡みで詳しく説明している。キモは、彼女の生まれる2日前に母親が見た夢で、赤ちゃんが「二月三日生まれ 女 太凰」と書いていたと。“凰”は人名漢字になくて“鳳凰”の“鳳”のほうを取ったそうだ。

 10歳のとき、角川映画とソニーミュージックが主催した「ミス・フェニックス」オーディションで特別賞(グランプリは蓮佛美沙子)。2008年に映画デビューし、マンガ原作の『釣りキチ三平』にユリッペ役で出たりもしていたが、注目を高めたのは2011年のドラマ『鈴木先生』だろう。

 ここでも何度か取り上げたが、1.6%なんて末期的な視聴率も出しつつ、ギャラクシー賞優秀賞など高く評価された作品。彼女は鈴木先生が妄想を描く女子生徒・小川蘇美を演じた。これがまあ、先生の気持ちが分かるというか。単なる美少女中学生でなく、大人びて聖女のような雰囲気まで漂わせ、こんな女子生徒がいたらたまらんぞ…と。

 その後も『真夜中のパン屋さん』のワケあり女子高生や『リミット』のシャープな子など、出るたびに違う印象を残して。ミーハー的にファンになるというより、何とも気になる女優だった。『花子とアン』のももも、姉の花子の幼なじみに想いを寄せ、彼が好きなのは姉だと知りながら告白して、母の胸で泣く場面が感動的で。

 そんな土屋太鳳の主演映画『人狼ゲーム ビーストサイド』が公開。こんなエグい役までやり倒しましたか。(続く)


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