『水球ヤンキース』で見せた中島裕翔の役者力(5/5) | Deview-デビュー
2014年9月29日

 Hey!Say!JUMPは2007年に結成。メンバー全員が平成生まれなのは当時は若くて珍しく、このグループ名に。センターは中島裕翔から山田涼介に替わり、今も山田がダントツ人気。中島は4・5番手といったところか。

 ファンの間には2人の不仲説が流れた。センター争いで確執ができて、インタビューでお互いのことに触れない、とか。この手の噂はよくある。

 だが、『Myojo』2013年11月号の山田の連載ページで、「裕翔とはお互いの立場が入れ替わった気がして、どう接していいのかわからなくなったのは複雑だった」と書かれていた。実際に距離が遠のいた時期はあったと。

 一方で、「俺は大人になったし、裕翔に対する気持ちを整理するには十分すぎるくらいの時間が流れた」とも。

今年の東京ドームコンサートでは、中島が山田にキスする場面があり“ファンを狂喜させた”とネットに出ていた。それって、うれしいんですか? 男の百合萌えみたいなものですかね?

 ジャニーズでは珍しく身長178pまで伸びた中島は、それを活かして『FINEBOYS』でレギュラーモデルを務めたり、新境地を開いていった。『水球ヤンキース』の時代遅れのヤンキー役でも、あの長身があって短ランやボンタンが似合っていた。かわいらしかった少年時代とは雰囲気が変わって、アイドル的な人気は落ちたのかもしれないが。

 でも、『半沢直樹』の背広にネクタイの銀行員から、『水球ヤンキース』の金髪ヤンキーまで演じて、どちらも好感が残った。

アイドル演技も役者演技もできる彼は、ドラマ視聴者的には気になる存在だ。同じ長身ジャニーズの長瀬智也の後継者になれるのでは。ドラマでも主演が多い山田との競争は、違う形で続いていくのだろう。(終わり)


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