TOKIOが塗り替えたジャニーズの歴史(4/5) | Deview-デビュー
2014年9月10日

 連ドラはひと通り観ているが、改めて振り返ると、長瀬智也の主演作は面白かったものが多い。“長瀬が出るから観よう”と思ったことは一度もないが、結果的に満足度が高い。そして松岡昌宏に関しても、そんな傾向がある。『サイコメトラーEIJI』『マンハッタン・ラブストーリー』『夜王』…。『ナースマン』では何度か泣けた。

 24時間テレビのマラソンで完走したリーダー城島茂にも思い出がある。だいぶ前の個人的な話になるが、声優雑誌の仕事で、当時のある人気声優が出演していたラジオ番組の取材に行った。その声優と城島、あと某バンドのメンバーの3人でやっていた番組だった。

 軽くスナップ写真を撮らせてもらうことになっていたが、その話がバンドマンに伝わってなかったらしく、「ラジオでメイクしていないから」と気まずい空気に。そこで城島が明るく「○○さん、何言ってるの! 3人で撮るんだから、帽子かぶって、ほら!」と引っ張り込んでくれて、非常に助かった。  などなど思い出していくと、ヘンな言い方だが“俺ってTOKIOのファンだったのか?”と思えてくる。

 そのTOKIOが今年、デビュー20周年を迎えた。ジャニーズバンドがここまで続いて何気に歴史を変えたが、この夏はロックフェス「SUMMER SONIC」にも出演。発表されるとロックファンから批判的な声も上がったが、会場では今年初の入場規制がかかったほど、人を集めたという。それも女性ファンが殺到したわけでなく、7割が男性。

 知り合いのジャニヲタ編集者に聞くと「TOKIOにジャニーズファンっている? という感じ」とのことで、やはり『鉄腕!DASH!!』などでついた一般層が多いようだ。そして、そのステージもロックファンを唸らす大評判だった。(続く)


戻る
×