低視聴率でも感動を呼ぶ『あすなろ三三七拍子』(6/6) | Deview-デビュー
2014年8月27日

 『あすなろ三三七拍子』で、主人公の娘の美紀を演じている飯豊まりえは、『二コラ』の人気モデルだった。デビューはその姉妹誌『ニコ☆プチ』。エイベックスと同誌がコラボしたキッズオーディションでグランプリを獲って。当時は小5。

 通っていたダンススクールの子たちがオーディションを受けていたのに刺激され、「私も」と母親に訴えたところ、「1年だけチャンスをあげる」と言われた。母親に付き添われてオーディションをいろいろ受けたが合格できず、「これが最後」と挑戦したのが「avex kids×ニコ☆プチ」のモデルオーディションだった。

 最終選考は池袋サンシャインシティ噴水広場にて公開で行われた。特技披露でダンスを見せようと練習してきたが、本番で伴奏用の音源が出だしから機械トラブルで止まる。

 小学生の彼女はいきなりマイクを渡されて「つないでください」と言われ、“エーッ!?”となりながら、審査員と「好きな食べ物は?」「春巻きです」などと答えているうち、結局ダンスはやらずじまいで終了。“落ちたな”とグランプリ発表のときは帰り支度をしていたら、呼ばれたのは自分の名前だった。

 演技はエイベックスに入って小さな舞台をやってから興味を持ち、これまでも『幽かな彼女』や『獣電戦隊キョウリュウジャー』にレギュラー出演。憧れは同じ『二コラ』出身の新垣結衣だが、『あすなろ』に出て「ガッキーに似てる」と評判になっている。

 今は『セブンティーン』モデルで、『めざましテレビ』のイマドキガールも務める。『あすなろ』の美紀は父親に反抗的だが、腰に湿布を貼ってやり「お父さんがいないと困るんだからね」と言ったりも。最終回までに父と娘の良い話もあるかも。電車で親子の会話を聞いたり接し方を観察して役作りをしてるとか。やはり世に出る人は地道な努力をしている。(終わり)


戻る
×