山田涼介が見せる『金田一少年』らしさの意図(5/5) | Deview-デビュー
2014年8月13日

 Hey! Say! JUMPの山田涼介は、個人的には探偵ドラマのイメージが強い。今回の『金田一少年の事件簿N』以前にも『探偵学園Q』『古畑中学生』『左目探偵EYE』などで観た。

 JUMPでの活動は正直よく知らなかったが、ジャニヲタ編集者にレクチャーを受けると…。

「JUMPでの人気は不動のNo.1。一時はJUMPファンの7割は山ちゃん担当ではなかったかと。努力の人で、最初は中島裕翔くんがセンターだったのが、いつの間にか山ちゃんになりました。ダンスが上手です」

 なるほど。確かにJUMPでの写真を見ると、王子系の美形でした。すいません。

でも、このオーラで『金田一』のようなドラマに出たら浮く。自分のようなただのドラマ視聴者に、そこまでイケメンと感じさせず、お調子者ぶりにも馴染めたのは、逆に彼のすごさでは。

 そんな一のキャラも含め、堂本剛版『金田一』に原点回帰してるような『N』。

かつ、美雪役は今回の川口春奈が最高では。ビジュアル力はピカイチだけに、男子的には何役であれ出ていればうれしい存在だが、幼なじみとしてはああいう子、理想的だと思う。

 だが、視聴率は初回12.4%、裏にSMAPの27時間テレビがあった2話は7.7%と落ちた。山田の「オッパイ」連発に、女性ファンが引いてるという話もあるが。あと、謎解き。

2話も1話と同じ理由で、犯人は最初からわかった。高橋恵子のような大御所が、ただの脇役で出演するはずがないから。

 何にせよ貴重なコンテンツ。リメイクだからこそブランド頼りでなく、『金田一』の名にかけて! 的な覚悟で制作しないと、安易に映って逆効果かもしれない。

 なお、ジャニヲタ編集者の裏情報では、山田涼介は「取材ではかなり大人。キャピキャピ応える感じでなく、落ち着いて深い回答をしてくれる。若いのにすごいなと感心します」とのこと。(終わり)


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