大人の恋愛劇と上戸彩の不倫妻役(5/5) | Deview-デビュー
2014年8月6日

 ドラマ『昼顔』で上戸彩が演じる主婦・笹本紗和は、近所に引っ越してきたセレブ主婦・滝川利佳子(吉瀬美智子)の不倫のアリバイ作りに協力させられる中で、高校教師の北野裕一郎(斎藤工)と出会い、一線を越えてしまう…と番組紹介にある。

 28歳になり結婚もしている上戸だが、相変わらずかわいらしいし、スターになっても偉ぶったところがなく、取材でも朗らかに受け答えしてくれる。

4年前の『流れ星』でも風俗嬢の役に挑んだが、本人のイメージは『半沢直樹』の元気な妻。そんな彼女が“一線を越える”と。2話までではまだ越えてないが。

 取材では、吉瀬が「利佳子の言うことはわかるし、誰もがどこかで思っていることを代弁してくれてる感じもします」と言い、上戸も「その感情が大きいか小さいかだけで、共感できる人もたくさんいると思います」と話していた。

 さらに上戸は「自分の中の寂しい部分や枯れた部分も出して、『笹本紗和なのか上戸彩なのかわからない。上戸彩もこうなんじゃないか?』と思われたらうれしい」とも。

 これは案外、大胆な発言だと思った。

不倫で一線を越える役で、「上戸彩もこうかもと思ってほしい」とは。

女優としては当然だが、アイドル育ちでいつまでもイメージを守って脱皮できない人も少なくない。挙げ句、プライベートでイメージを壊したり。

 ドラマ序盤の上戸は甲斐甲斐しい妻を演じているが、彼女自身にどんな「寂しい部分や枯れた部分」があるというのか。

 このドラマも大人向けで、奥さんがいる人が観たら怖いかもしれない。上戸のような奥さんでも不倫するなら…と。いまだ未婚者の大人は純粋に楽しめます。幸か不幸か。(終わり)


戻る
×