2014年7月31日
近所の中古ブランドショップのウィンドウに、「じぇじぇじぇの激安価格!」との張り紙があって笑った。いまだに「じぇじぇじぇ」って。『あまちゃん』の頃に張ったのを、そのままにしてるのだろうけど。
とはいえ『あまちゃん』が放送されていたのは、そんなに昔ではない。昨年4月からの2クール。1年前の今ごろは、GMTのデビュー曲を巡ってアキの母親とプロデューサーが対立し、アキが事務所を解雇になった頃だった。もはや懐かしい感じはするが。
1年前の夏には『半沢直樹』も放送されていた。
初回視聴率19.4%から右肩上がりで最終回には42.2%と、平成の民放ドラマ歴代1位の数字を記録した。『あまちゃん』ブームと相まって、低調のドラマ界に光が差したように思われた。良いものを作れば、今でも視聴者は観てくれるのだと。
その後、NHK朝ドラは『ごちそうさん』『花子とアン』と視聴率では『あまちゃん』以上の好調を続けているが、プライムタイムの連ドラはパッとしない状況に逆戻り。特にこの夏クールの序盤は、ガン首並べて討ち死に状態に。10%割れが相次いでいる。
『あすなろ三三七拍子』(2話)が5.1%、『家族狩り』(3話)が5.6%、『信長のシェフ』(2話)が6.1%、『GTO』(3話)が6.2%、『ペテロの葬列』(3話)が6.3%、『東京スカーレット』(2話)が6.6%と、5・6%台も多く、目が当てられない。
『GTO』はAKIRA主演となった2年前のシリーズは平均13.2%とまずまずだったが、今回は1話9.7%から徐々に落としている。
一方で木村拓哉主演の『HERO』は、全話30%越えした大ヒット作の13年ぶりの連ドラ化で、初回は26.5%と快調に滑り出した。2話は19.0%に下げて、今後はどうなるか。
いずれにせよドラマ離れの傾向は変わらないが、ひとつの潮流が見えてきた。(続く)
戻る