美少女アイドルがホラー映画に出る理由(1/5) | Deview-デビュー
2014年7月24日

 昨年末、『週刊プレイボーイ』の新春号企画で、AKB48グループの“次世代神7”のグラビア撮影があった。

編集部で選んだメンバー7人は渡辺麻友、松井珠理奈、島崎遥香、川栄李奈、入山杏奈、加藤玲奈、小嶋真子。インタビューは撮影の合間に7人別々にするということで、ライターが7人集められた。自分もその1人として呼んでもらい、入山の担当を割り振られた。

 入山はこの中でも、というか48グループ全体でも美形度は一番。

本人を間近で見て“きれいだなぁ”と感動して、担当できてラッキー…と思ったが、口数が少ない。こちらの聴き方もヘタだったのだろうけど、なかなか話が広がらず、十分なコメントを引き出すのに苦労した。

 半年後の5月、初主演映画『青鬼』のプロモーションで、『月刊デ☆ビュー』など2誌で、また彼女をインタビューした。口数の少なさは変わりないが、今度はこちらも彼女が話しやすいようにいろいろ考えて臨み、前回よりは会話が弾んで良かった。

 そんな後に起きたのが、岩手の握手会でのトチ狂った男の襲撃事件。入山が川栄と共にノコギリで骨折させられたと聞き、重い気分になった。数回取材したぐらいで勝手に…と自分でも思ったが、理屈でなく、“知り合い”が怖い想いをさせられ傷ついたたことが苦しかった。

 『青鬼』の公開も飛んでしまうのでは…とも気になった。

この映画、彼女が鬼に追いかけられるホラー。「事件を連想させてどうこう」とせっかくの主演作がお蔵入りしたら、それもイヤだなと。結果的に『青鬼』は7月に予定通り公開された。入山も右手にギブスをしながら、舞台あいさつに登場。まずは良かった。それにしても、アイドルがホラーに出ることは昔から多い。(続く)


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