今年のホリプロTSCが求める“美唄女”とは?(2/5) | Deview-デビュー
2014年7月10日

 一般人からスターになれる登竜門、ホリプロタレントスカウトキャラバン(TSC)。出身者として名前が通るのが、深田恭子、綾瀬はるか、石原さとみ。というと女優のイメージが強いが、実は毎年テーマを変えてオーディションをしている。2年、3年と女優タイプの子を続けて獲って、社内でライバルを増やしても仕方ないので。

 最近、『ヒルナンデス!』などのバラエティや『カフェオーレ』などのCMでよく見る小島瑠璃子は5年前のグランプリ。このときは“感じのいい女の子”というフワッとしたテーマだったが、バラエティでの活動は念頭に置かれていた。去年はモデルがテーマで、史上最年長20歳でグランプリになった佐藤美希は現在、『non-no』専属モデルに。『めざましテレビ』のイマドキガールも務めている。

 3年前には初めて声優アーティストを募集した。アニメ界は閉鎖的なところがあり、声優も基本は職人芸で育成に時間がかかる。大手芸能プロのホリプロの進出はうまくいくのか…と思われたが、現在このときのファイナリストたちの活躍が目覚ましい。

 グランプリの田所あずさは『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました』、大橋彩香が『さばげぶっ!』、木戸衣吹が『東京ESP』など、10代のうちから相次ぎアニメのメインキャストを務めている。ホリプロ内にアニメセクションも設立されたが、スタッフは「順調すぎて逆に怖い」と話していた。

 そして、今年のTSCのタイトルは「Singer☆Actress Audition〜美唱女〜」。シンガーをメインに女優もできる、美貌の女性を求めている。スポーツ新聞にはこの募集の記事が、「ホリプロ求む セリーヌの歌声+さとみルックス」との見出しで報じられたが…。(続く)


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