2014年5月28日
AKB48の公式ライバル・乃木坂46の8thシングル「気づいたら片想い」が、7作連続でオリコン1位を獲得した。初週売上げは毎回前作を上回り続け、今回は45.8万枚。
1stシングル「ぐるぐるカーテン」が13.6万枚だったから、3.5倍まで伸ばしたことになる。
1枚目から5枚目までのセンターは生駒里奈。6枚目は白石麻衣、7枚目は堀未央奈と変わって、今回は西野七瀬。
キャプテンの桜井玲香は「今まではセンターが変わっても全体の雰囲気はだいたい同じだったけど、なぁちゃん(西野)がセンターだと全然違う」と話していた。生駒里奈! 白石麻衣! と前に出てくるものがなく、なごやかで空気感が柔らかいと。
インタビューをしても、西野はすごく控えめだ。
MVでも主役で目立つが、「その分、初めて選抜に入った3人を映してくれたら良かったのに。3人のファンの方が期待して観たら『西野ばっかり!』となるのが申し訳なくて…」と言ったり。
“片想い”の話題を振ったら「私は遠目から見てる派。私なんかを好きになってくれる人はいません。良いところが何もないし」などと言うから、つい苦笑してしまう。彼女はどう見たって、男子が心奪われる美人なのに。
ジャニーズファンなら、SexyZoneの佐藤勝利が主演した深夜ドラマ『49』で、学園のマドンナを演じていた子…といえば分かるだろうか? そんな役がハマる彼女が、謙遜という感じでもなく、本気で自信なさげに「良いところがない」と言うのが不思議でもあり、かえってキュンとする。
そして、そんな自己認識をしているからこそ、「握手会で並んでくれるファンの方が本当にうれしい」とも。実はここに、乃木坂46が人気を高めた理由が象徴的に現れている。(続く)
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