2014年4月30日
インディーズ・アイドルの愛乙女★DOLL(ラブリードール)の研究生として、元AKB48の8期研究生・佐野友里子が加入…とのニュースが、2012年9月にアイドルファンの間で、ちょっとした話題になった。
本体がインディーズのグループに研究生も何もあるのか? という話はさておき、悲運の8期生の2年ぶりの復帰は、かつてのファンを喜ばせた。 愛乙女★DOLLのセンター愛迫みゆも、元7期研究生(上遠野瑞穂、との名前だった)。佐野は彼女に誘われ、オーディションを受けたらしい。
3ヵ月後には正規メンバーに昇格。AKB48の正規メンとはわけが違うが、佐野は「“昇格”という言葉をずっと聞きたかった。“正規メンバー”というポジションがずっとほしかった」とブログに書いていた。AKB48研究生時代から、4年越しの想い。
愛乙女★DOLLはインディーズながら、昨年リリースしたシングル2枚がオリコンTOP10入り。アイドリング!!!のエース・横山ルリカのソロデビュー曲との同日発売で、順位が上回ったりもしている。満を持して、4月9日に「High Jump!!」でメジャーデビュー。7位と健闘した。
そのリリースインタビューで、愛乙女★DOLLを取材した。佐野友里子はAKB48のセレクション審査のことを、「自分の意志でなく辞めることになったから、すごく悔しかった」と話していた。当然だが。
ショックで2日間ずっと泣いていた。AKBの曲が流れてる街に出るのもイヤだった。テレビも観られなかった…。辞めてからの2年間は、バイトを転々としていたという。
「もうこの世界は諦めようと。自分に合った違う道を探そうとしてたんです」
だが、道は見つからなかった。
(続く)
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