AKB48悲運の8期生の現在(4/6) | Deview-デビュー
2014年4月28日

 何かと問題が多かったAKB48の8期生。2009年のオーディションで15人が合格したが、1人も研究生から昇格しないまま、全員AKB48を去った。元支配人の戸賀崎智信氏は「変な影響が9期以降に及ぶので、延焼する前に鎮火させたんです」と、後に語っている。

 しかし、最後の1人として頑張ってきた佐野友里子がセレクション審査で不合格→強制卒業となると、ファンから反発が起きた。AKB48の人気に火がつき、主力メンバーはメディア出演優先となっていた中、劇場を守った1人だった彼女がクビ?

 プロは実力がなければ切られることもあるにせよ、スキルを磨く段階の研究生ではないか。8期生一掃のために、真面目な彼女までとばっちりを受けたのでは…などと。ちなみに、セレクション審査は3回も受けている。

 当時の佐野は『有吉AKB共和国』に1期下で現チームKキャプテンの横山由依とペアで出演したり、公演で横山、10期の市川美織とユニット曲を歌ったり。そして、後輩に慕われていた様子。彼女の卒業に際し、多くの感謝と悲しみがブログに綴られた。

「こんなに相談に乗ってくれて、ちゃんと話ができた先輩は初めて。 誰にも相談できなかったことも聞いてくれて…」(竹内美宥)

「怒られたこともありました。でも、たくさん学ぶことがありました。私たち研究生を引っ張っていってくれたゆりりんさん。本当にありがとうございました!!」(山内鈴蘭)

 佐野本人は最後に「同期がいなくなってしまったり、たくさん悲しくて辛いこともありました。 ファンの皆さんや研究生のみんな、先輩方が支えてくれて頑張ることができました。応援してくれて本当にありがとうございました!」とのコメントを残し、AKB48を去った。

 その佐野友里子の名前を再び目にしたのは、2年後、2012年のことだった。
(続く)


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