AKB48悲運の8期生の現在(3/6) | Deview-デビュー
2014年4月25日

 最新シングル「前しか向かねえ」まで22作連続オリコン1位のAKB48だが、そのスタートである初の1位曲「RIVER」を発売した2009年、8期生オーディションが行われた。

 合格者の1人・西川七海は、最終審査からわずか2ヵ月で解雇されている。男性とのプリクラ写真が流出し、「自覚に欠ける軽率な行動が判明したため」と。

 4年後の昨年、彼女は公式ライバル・乃木坂46の2期生オーディションに合格して、芸能界に復帰。お披露目で「まずは皆さんに受け入れられてもらえるよう、人一倍努力したい」などと挨拶し、一度失敗しただけに決意を感じさせた。

 だが結局、1年足らずのこの3月で乃木坂46も辞退。ブログで「20歳ということもあって自分を見つめ直す機会が増え、別の道に進むことを決意しました」と綴っていた。解雇でAKB48を去ったときと違い、イベントでファンとサヨナラできて、メンバーたちもブログで惜別コメントを寄せていた。これはこれで良かったのかも。

 話は戻って2009年、13人になった8期生は、「セレクション審査」という研究生オーディションで一気に10人が不合格。強制卒業となった。個人ブログでファンや先輩への暴言を書くなど、“問題児”が多かった8期。支配人だった戸賀崎智信氏は、雑誌取材でこう振り返っている。

「研究生は頑張ることが前提。ところが8期は違った。ファッションでやってるというか。『私、AKB48の研究生なんだよね』みたいな。忙しいといってレッスンに来なかったり」

 AKB48の人気が出た頃だけに、浮わついた子が入ってきたのか。3人になった8期生から、さらに1人去り、2人去り、最後の1人となった佐野友里子も再度のセレクション審査で不合格に。だが、彼女の卒業には「なんでだ!」とファンの声が上がった。
(続く)


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