アイドルを好きになるトライアングル(5/5) | Deview-デビュー
2014年4月22日

 3人組の新体制となったParty Rocketsの定期ライブは、暖かいファンと一体になって盛り上がりながらフィナーレを迎えた。アンコールでは、プロデュースを手掛けることになった@JAM総合プロデューサー橋元恵一氏が呼び込まれた。@JAMとはアイドルやアニメなどのポップカルチャーイベントで、国内外で様々な形で開催されている。

 橋元氏はプロデュースを引き受けた経緯などを語りながら、「今日は皆さんにひとつお伝えしたいことがあって、この場に出させていただきました」と切り出した。

「パティロケが変わってしまうのでは…と心配する声が一部であります。でも、パティロケはメンバーとファンの皆さんのものだと思ってます。ヘンに変えることはなく、このままの形で、より大きなステージに立てるようにしていきたいと思います」

 会場から大きな拍手が起きた。そして唯一変えるのが、彼女たちがどこに向かっていて、今どの段階にいるのかを、何らかの形で分かるようにしていきたいと。「階段を一緒に上るなり、背中を押すなり、先回りして手を引っ張るなり、応援してください」。

 すごく好感のもてる挨拶で、ファンも「ジャムおじさん、良いこと言うね」などと口にしていた。アイドルとファンと運営。クロちゃんの言ってたトライアングルが、完璧に揃っているのが見えた。

 リーダーの渡邉幸愛が抜けて、メンバーを増やす話もあったそうだ。だが、本人たちが3人で続ける道を選んだという。「歌割りが増えてうれしさよりプレッシャーが強いです。でも、幸愛ちゃんがスパガさんに入ると発表された日に、ちょうど3人で食事していて。『私たちも絶対負けないように頑張ろう』と話しました」(菊地史夏)

 橋元氏も言ってたが、いずれ厳しい壁に挑まねばならないときも来るだろう。でも、このトライアングルの行く先を一緒に見に行きたくなった。
(終わり)


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