2014年3月17日
“乃木坂生駒AKB兼任”といった大見出しがスポーツ紙に踊ったAKB48グループの「大組閣祭り」。チーム編成をシャッフルした中、一番の衝撃だったのが、AKB48の公式ライバルとして一線を画してきた乃木坂46から、エース格の生駒里奈がAKB48のチームBに“交換留学生”として加入(兼任)するとの発表だった。交換相手として、SKE48の2トップから松井玲奈が、乃木坂46と兼任になるという。
乃木坂ファンの反発は大きく、「ライバルとして頑張ってきた意義は何だったのか?」と、2人の兼任の撤回を求める署名活動がネット上で展開された。メンバーからも「簡単に受け入れられそうにありません。乃木坂のメンバーは沢山いるのに私たちには力がないってことなんかな。3年かけて創り上げてきたものはなんやったんやろ?」(松村沙友理)といった声がブログに上がった。
AKB48グループ内でも、総監督の高橋みなみが「ここまでメンバーがバラバラになるとは…」と話した大規模な人事異動に、困惑が広がった。AKB48から名古屋のSKE48、大阪のNMB48への完全移籍を命じられ、ステージで倒れ込み泣き出すメンバーもいた。
と書いてきたが、この大組閣、AKBファン以外の関心度はどんなものだろう? 選抜総選挙4位の柏木由紀がNMB48チームBとの兼任になったとか、SKE48の次期エース候補の木アゆりあがAKB48チーム4に移籍したとか、ファン大揺れの一大事だったが、「結局、何の意味があるの?」という声も聞く。組閣はこれまでにもあったが、テレビでAKB48を見てる分には、メンバーは変わらないではないかと。
それも分かる。なので“初歩からの大組閣”ということで、ちと説明させてもらいたい。
(続く)
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