剛力彩芽の路線変更(2/5) | Deview-デビュー
2014年3月11日

 2006年の第11回「全日本国民的美少女コンテスト」でモデル賞とマルチメディア賞をW受賞した武井咲。2002年の第8回の予選2次選考で落ちたものの、スタッフにスカウトされた剛力彩芽。2人ともここ数年、数多くの連ドラに出演している。

 2011年からだと武井が9本、剛力が12本。CMでも武井がロッテ、イオン、洋服の青山ほか、剛力がランチパック、ジョアほかに出演していて、2人をテレビで見ない日はないほど。だが、それを事務所の“ゴリ押し”と叩く風潮がネットなどにある。「何でアイツらばっかり出てくるんだ!」と。

 特に一昨年夏、武井が『Wの悲劇』から3クール続けて連ドラに主演し、いずれも低視聴率に終わったとき、そんな声が高まった。剛力も昨年1月期にフジ月9『ビブリア古書堂の事件手帖』に主演したものの、平均視聴率11.3%と月9ワースト2位の数字となって。

 なのに出演が続くのが、「事務所の力だけで」と気に食わない人たちがいる様子。けど、言ってみればゴリ押しするのが事務所の仕事だし、米倉涼子や上戸彩だってゴリ押しされた時代があった。他の事務所の有名タレントにも、そんな人はいる。昨今は何かとネットで“炎上”が起きるが、ゴリ押し批判も同じ流れだろう。

 少なくとも本人はハードスケジュールの中で頑張ってるわけだし、低視聴率は主役だけの責任ではない。武井の『お天気お姉さん』はハマっていて、23時台のドラマでは及第点の平均9.8%。剛力も『クロコーチ』で主要キャストの紅一点として、存在感を発揮した。ここはひとつ、長い目で頼んます。何の立場で言ってるんだ?

 そんなことはさておき、並べられることの多い武井と剛力だが、この2人はそもそもタイプが全然違う。
(続く)


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