石原さとみのお色気路線にはムリがない(5/5) | Deview-デビュー
2014年2月6日

 昔からかわいかった石原さとみだが、一番やられたのはカメラを向けられたときの笑顔ではない。ある取材で彼女がスカウトキャラバンに出場した際の資料を持っていったら、自分の昔の写真を「見ちゃダメです」と両手で覆ったり。写真集を発売して握手会をしたとき、会場に入って多くのファンを見るや、「うわーっ!」と素人のような驚きの声を上げたり。

 テレやうれしさを素直に出す彼女に、何とも言えずキュンときた。その象徴が、あの唇だった。石原さとみは聡明な雰囲気の女の子だ。なのに、すまし顔をしてると、少し開けた唇だけが無防備にさらされてる感じがしてドキドキした。オッサンが10代の少女にナンだけど。

 でも今、『失恋ショコラティエ』を観ていても、爽太の妄想の中の紗絵子より、チョコレートを食べるときに映される唇に心を奪われる。艶やかな大人になっても、唇は相変わらず無防備というか、無邪気というか。たまらないよな〜。

「俺と2ヵ月だけど付き合ってたんだから」「つき合ってた?」「だって、キスもしたでしょう?」「でも、エッチはしてないし」

 爽太と紗絵子のこんなやり取りもあった。爽太はショックを受けていたが、キスならするんだ。つき合ってなくても…。そこでまた、石原さとみの無防備な唇が生々しい。あの唇のためだけでも、このドラマを毎週観てしまう。

 ただ、現実に紗絵子がいたら、どんなに心惹かれても諦めると思う。松本潤のようなイケメンなら違うのか。ドラマに出てくるチョコにそそられるとも書いたが、それも実際は3 粒1500円とかの高級チョコを買おうとは思えず、1枚120円とかのミルクチョコでも十分満足だ。

 そういう意味で、共感系のドラマではない。けど、刑事モノと医療モノばかりのこのクール、貴重な恋愛モノに夢を見たい気はする。
(終わり)


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