石原さとみのお色気路線にはムリがない(2/5) | Deview-デビュー
2014年2月3日

 『失恋ショコラティエ』で松本潤が演じる小動爽太は、パリで修業したショコラティエ(チョコレート職人)。“チョコレート王子”と呼ばれている。原作は水城せとなの少女マンガで、王子系&マンガから飛び出してきたようなイケメンの松本にピッタリではないか。

 と思ったが、原作を読んでいた当サイトの元スタッフPさんは「松潤だとちょっと濃い。もっと繊細なコのほうが」と話していた。

 爽太は高校時代、1学年上で「学校中のイケメンを食い倒してきた」という天然系小悪魔女子・紗絵子にひと目惚れ。以来12年、片想いを続けている。彼女が結婚しても。パリで6年間の修業を積んだのも、チョコ好きの紗絵子を振り向かせるため。彼女も爽太に思わせぶりな態度を取り続けていて。

 そんな小悪魔の紗絵子を演じるのが、石原さとみだ。松本とは初出演した連ドラ『きみはペット』(2003年)でも共演している。当時16歳だった石原の初めてのキスシーンの相手が松本だった。その頃の取材で、「台本を読んで、“これを私がやるの?”と何回も見直しました」と話してたのを覚えてる。

 この紗絵子役については、Pさんは「さとみちゃんがあんな小悪魔を演じるなんて! ただの小悪魔でないメンヘラ的要素がイメージになかった」と。

 実際このドラマでの石原は、松本に上目づかいで「急にヘンなことを聞いちゃうんだけど」と気を持たせるような迫り方をしたり、彼の妄想シーン内ではミニスカで「私、攻略されちゃうの?」と言いながら押し倒されたり、チョコレート風呂で口元に指を当てて見つめたりと、今までになく色香を発散させている。ぶっちゃけ、たまりません。

 けど、“清純派からイメチェンに挑戦!”みたいなノリはまったくない。ごく自然に爽太を、そして男性視聴者を惑わしている。
(続く)


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