舞祭組の女性グループ版を作るとしたら(5/5) | Deview-デビュー
2014年1月30日

 西武ドームや日産スタジアムでライブを行うなど、アイドル界でAKB48の対抗勢力となっているももいろクローバーZだが、メンバー5人の中で格差がある。

 メジャーデビュー曲「行くぜっ!怪盗少女」のMVから、最初の“出席番号”のところで、有安杏果と高城れには撮影したはずのソロショットが映ってない。「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」のCDジャケットでは高城の顔部分だけ半透明で、遠くから見たら誰だか分からない。アイドルにはNG事項が多いのに、有安は「私は昔からNGがなくて、仕事から帰るときも『どうぞご自由に』みたいな感じ」だと言う。

 そんな2人で結成した事務所に推され隊が歌う「事務所にもっと推され隊」は、プロデュースの前山田健一が2人から待遇格差エピソードを聞いて作った曲だけに、自虐的で笑える。

 “前髪切っても気づかれない/レコーディングも人が来ない”“名前の順番いつも後ろ/五十音順なら最初だろ”などなど。舞祭組の「棚からぼたもち」と同じテイスト。こっちが先だったけど、やっぱりこうなるものか。

 “不当”な扱いを受けてる高城だが「グループみんなが同じポジションだったら面白くないと思うんです。自分の扱いは“味”になってるからいいんだと思うようになりました」と話していた。“味”とは“ネタ”と言い換えてもいいだろう。推されてないのが逆においしいという。

 ただ、舞祭組にしろ推され隊にしろ、本体が売れてる中での後ろや端っこだから、ネタになるのは言うまでもない。四つ星ホテルのスイートより、五つ星ホテルの一番安い部屋のほうがいいのだ。豪華なラウンジや共用施設が使えるので。なんて、たとえになってるのか?

 そういえば、草g剛も昔は「僕もSMAPなんだけどな」と自虐するポジションだったっけ。
(終わり)


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