2013年12月25日
『あまちゃん』でブレイクした能年玲奈の次の作品は、来年公開の映画『ホットロード』となった。80年代の人気少女マンガが原作で、清純派イメージと真逆のヤンキー少女役。
当然ながら、他にも出演オファーは殺到していたという。『安堂ロイド』で大島優子が演じている木村拓哉の妹役も、最初は能年に話が来たとの報道も(TBSは否定)。でも、全部断り『ホットロード』に。事務所は彼女の売り出しを相当慎重に考えている。
『あまちゃん』の能年の次回作となれば、当然注目は高まる。そこで万が一コケたら、反動も大きい。すぐ“低視聴率”と騒がれるに決まってる。まず映画にしたのも、いきなりシビアな数字に晒されるのを避けたのかも。
ジャニーズ勢や元AKB48の前田敦子など、人気者ほど主演ドラマの低視聴率はクローズアップされる。今はドラマ全体が低迷してるから、他と比べて著しく悪くはなくても。そこで二の足を踏み、「数字が取れなさそうなら出ない」という姿勢の事務所もある。
そんな中、低視聴率が続いても出演をやめないのがオスカー。1月からも武井咲が『戦力外捜査官』、剛力彩芽が『私の嫌いな探偵』に主演する。そこがアンチに“ゴリ押し”と言われるのだが、ファンはドラマに出なくなるより、出続けてくれたほうが当然うれしい。この姿勢は支持したい。本当に、低視聴率は主演だけの責任ではないし。
今世紀最低の視聴率の『夫のカノジョ』の裏で、今クール最高の視聴率を出した『ドクターX』の米倉涼子もオスカーの所属。今や“数字の取れる”女優の一番手だが、彼女も初主演した『整形美人。』は11.4%、続く『奥様は魔女』(往年のアメリカドラマのリメイク)も11.2%という時代があったのだ。
川口春奈もこれから。あんな美少女が芽をつまれたら大損失だ。去年の本田翼に続く『JR SKI SKI』のCMキャラクターにも起用され、“今世紀最低”でむしろ知名度を高めたと考えれば良し。
(終わり)
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