2013年8月2日
半沢直樹は信念を曲げない。組織の論理に丸めこまれず、許せないと思うことは上司にも真っすぐ主張する。だが妻の花とのシーンでは、ほぼ聞き役。花役の上戸彩が一方的にしゃべる。台本上では家のシーンは2ページぐらいで、そのほとんどが上戸の台詞らしい。
上戸は長い台詞はノートに書き写して持ち歩き、移動中などに見て覚えるという。番組HPのインタビューでは「今回はノートに書くだけで手がつりそうになって」と語っていた。
そんな上戸がワーワー言うのがいい。裏表ない感じで。外では金勘定と駆け引きに神経をすり減らす半沢が、グチも含め何も包み隠さない妻に、ホッと安らいでいるのが分かる。それでいて仕事には口を挟まず、自分のできる範囲で夫をフォロー。
いいなー。こんな奥さんがもらえるなら、結婚したいっす。しかも、こんなにかわいいなら。実際に昨年、EXILEのHIROと結婚した上戸だが、家でもいい奥さんしてそう。もともと売れてからも周りへの気配りが変わらない人柄は、業界で知られていたし。
実際に結婚したからこそ、良妻の雰囲気を出せてる部分もあると思う。奥さんの上戸彩、女優として新境地を開拓かも。『半沢直樹』の原作では、より前に出る展開もあるようだが、今のまま陰で半沢を支えて欲しい。
ところで、このドラマの福澤克雄監督は、上戸が性同一性障害の生徒を演じた12年前の『3年B組金八先生』も手掛けていて。あの役で知名度を広げた彼女にとって「人生を変えてくれたような方」だとか。そういえば、銀行員役で森田順平も出演している。桜中学の数学教師、カンカンこと乾先生。他の役で初めて見た気がする。余談ですが。
(終わり)
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