スカウトキャラバン出場者たちの7年後(5/5) | Deview-デビュー
2013年6月19日

 石橋杏奈がグランプリとなった7年前のホリプロTSCで、ファイナリスト11人の中に1人だけ小学生がいた。5年生の若菜葵。決選大会では彼女がステージに現れると「かわい〜い」との声が上がった。そのかわいさは女の子としてというより、小動物に近かったと思う。

 身長142p。合宿でもホリプロのスタッフや他のファイナリストにかわいがられながら、本人は終始緊張して口数も少なく。お姉さんばかりの中で当然だろう。でも、たまにニコッとすると天使のようで。

 その若葉葵の名前を6年経った去年、ソニーミュージックアーティスツのオーディション合格者で結成した「劇団ハーベスト」のメンバーとして見かけた。前回触れた『真夜中のパン屋さん』にもちょっと出演。小学生の頃の面影も残しつつ美少女に成長。自己紹介動画では明るくハキハキしゃべっていて。プロフィールによると身長163p。TSCの頃から20p以上伸びていた。

 また今年になり、同じくファイナリストだった当時中1の神田れいみが、BSフジニュースに女子大生キャスターとして出演するようになった。現在は慶応の2年とか。TSC合宿では笑顔を絶やさず、日本舞踊をやっていたというたおやかさが印象的だったが、いいお嬢さんに成長した感じ。

 BSニュースにはフジテレビのアナウンス講座を修了して抜擢された。今後もアナウンサーを目指すようだ。そういえば、『すぽると!』などで売出し中のフジテレビ宮澤智アナも、4年前のTSCの最年長ファイナリストだった。

 毎年1人のグランプリを決めるTSC。その裏では応募した何千人のドラマがある。落ちても夢を諦めずに頑張り続ける人、他の夢へと挑む人。応募者にとってTSCはその先に遥か長く続く道への、ほんの一里塚でもある。
(終わり)


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